正鹿山津見|まさかやまつみ|加具土命の死体から化成した山の神

2018年7月14日

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正鹿山津見は、日本神話に登場する山の神。山のどこを司る神とするか、意見が分かれるところだ。

正鹿山津見の神名

  • 正鹿山津見(まさかやまつみ)>>>古事記
  • 正勝山祗(まさかやまつみ)>>>日本書紀

正鹿山津見の産まれた部位

  • 古事記>>>殺された加具土命の「頭」に成った。
  • 日本書紀>>>殺された加具土命の「腰」に成った。

逆に見てみると、、、

  • 頭に成った神>>>正鹿山津見>>>古事記
  • 頭に成った神>>>大山祇>>>日本書紀
  • 腰に成った神>>>記述なし>>>古事記
  • 腰に成った神>>>正勝山祇>>>日本書紀

ややこしいこと、この上ない。よって考えないことにしよう。

産まれた部位と神名から推察する神格

このようなことから、さまざまな神格が推察されるわけだ。

  • 頭に成ったということからして、険しい山頂部を司る神とする説。
  • 「正鹿(まさか)」は「正に」と考え、正真正銘の山の神という意味とする説。
  • 正鹿(まさか)」を「真坂」と考え、山の坂になった部分を司る山の神とする説。

日本書紀五段一書の「頭に大山祇が成った」という記述と符合するのは、「正真正銘の山の神説」ということになる。

また、正勝山祇の「正勝」は正勝吾勝勝速日天之忍穗耳命」の神名にも使われている。この神は、天照大神と須佐之男命の誓約で誕生し、4代後に初代神武天皇を輩出する、すなわち「皇統の正統」を意味する。

やはり「正真正銘の山の神説」が最も似つかわしい説であると思う。

同時に生まれた山の神

古事記に登場する、斬り殺された加具土命から生まれた山の神8柱は下記の通り。

参考記事

古事記における、これらの8柱の神が化成する場面、すなわち加具土命が斬り殺される場面は、こちらの記事をご覧頂きたい。

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