伊邪那岐命・伊邪那美命|迦具土神、斬られる

2018年4月5日

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伊邪那美命を葬り終えるやいなや、伊邪那岐命は佩いていた十拳の剣を抜いて、迦具土神の首を切り落とした。

その刀の前の方から湯津石村に飛び散った血から現れた神々の名が、石拆(いわさく)の神、次に根拆(ねさく)の神、そして石筒之男(いわつつおお)の神の三柱の神です。

次の刀の根本から湯津石村のに飛び散った血から現れた神々の名が、甕速日(みかはやひ)の神、次に樋速日(ひのはやひ)の神、そして建御雷之男(たけみかつちのお)の神、亦の名を建布都(たけふつ)の神、または豊布都(とよふつ)の神という三柱の神です。

刀のツカに集まって指から滴り落ちる血から現れた神々の名が、闇淤加美(くらおかみ)の神、次に、闇御津羽(くらみつは)の神の二柱の神です。

このように、石拆神から闇御津羽神までの合わせて八柱の神々は、伊邪那岐命の刀によって現れた神々です。

刀で斬ったことによって現れた神々である。

湯津石村は、なんのことだろうか。。。

 

最初の三柱(石拆・根拆・石筒之男)は、鎚・鋤・農地を表すと考えられる。

次の三柱(甕速日・樋速日・建御雷之男)は、甕すなわち土器・樋すなわち農地に水を引き込む水道管・刀剣を表すと考えられるが、この三柱のセットで建御雷之男(刀剣)だけが異種である。

建御雷之男神の亦の名を建布都神としていることから、「フツ」=「空気を切る音」が重要なのでは?と想像したとき、鍬を振り下ろす音、すなわち農作業そのものを神格化したのではないかとも考えられる。

最後の二柱(闇淤加美・闇御津羽)は、雨を降らせる龍神と水の流れを神格化したのも。

 

殺された迦具土神の死体の、、、

  • 頭に現れた神の名は、正鹿山津見(まさかやまつみ)の神といいます。
  • 次に、胸に現れた神の名は、淤縢山津見(おもとやまつみ)の神、
  • 次に、腹に現れた神の名は、奥山津見(おくやまつみ)の神
  • 次に、陰部に現れた神の名は、闇山津見(くらやまつみ)の神
  • 次に、左手に現れた神の名は、志藝山津見(しぎやまつみ)の神
  • 次に、右手に現れた神の名は、羽山津見(はやまつみ)の神
  • 次に、左足に現れた神の名は、原山津見(はらやまつみ)の神
  • 次に、右足に現れた神の名は、戸山津見(とやまつみ)の神といいます。

正鹿山津見神から戸山津見神まで、合わせて八柱の神となります。

火の神迦具土神を火山と考え、首を斬られて噴火した。そして、八柱の山の神が現れたということになろうか。

ここで興味深いのは闇山津見神である。この神は迦具土神の陰部に現れた

陰と陽。陰は女性で陽は男性。陰部と表現するということは、迦具土神は女神であるということになると考える。

▼原山津見神、戸山津見神を祀る神社の記事はこちら

 

この、迦具土神を斬った刀の名を天之尾羽張(あまのおはばり)といい、亦の名を伊都之尾羽張といいます。

天之尾羽張は拳10個分の長さを持つ剣(十拳の剣)である。

のちに、出雲国譲りの場面で登場する天之尾羽張の神は、この剣の霊威を神格化したものと思われる。

そして、最終的に国譲りの特命を受けて天降ることになった建御雷之男神は、伊都之尾羽張神(天之尾羽張神)の子となっている。

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古事記

Posted by リョウ