大神神社|奈良|三輪山が御神体!霊能者がパワーを充電するために訪れるという日本屈指のパワースポットだ!

2016年1月14日

奈良県桜井市三輪の聳える神の山「三輪山」のふもとに、どっしりと構える大神神社は、式内社の名神大社であり、かつ二十二社の中七社に選定された、由緒ある極めて霊験あらたかな古社中の古社である。

そしてご神体である三輪山は全国屈指のパワースポットであるとの呼び声も高い

一度は訪れたい神社の一つである。

広告

大神神社について

大神神社 概要

  • 所在地    奈良県桜井市三輪1422
  • 電話番号   0744-42-6633
  • 創建年    不明
  • 社格     一の宮、名神大社、二十二社、旧官幣大社、別表神社
  • 公式HP   http://oomiwa.or.jp/

大神神社 アクセス

MAP

最寄り駅

  • JR桜井線「三輪駅」徒歩5分

駐車場

  • あり(無料)

大神神社の祭神

主祭神は大物主大神おおものぬしのかみ。配神に大己貴神おおなむじのかみ(大国主神)少彦名神すくなひこなのかみを祀る。

古事記や日本書紀によると、大物主神は大国主命の幸御魂さきみたま奇御魂くしみたまであるとされている。

そして、大国主命の国造りに少彦名神と大物主神が力を貸したという関係にある。

大国主が国造り神話の主人公で、少彦名神が協力者。二人で行ってきた国造りがまだ道半ば。ところが突然少彦名神が常世国に隠れてしまったので大国主は困り果てた。そこに登場するのが大物主の大神様。海を照らしてやってきた。そして自分を東の山に祀れば国造りを成功に導いてあげようとおっしゃった。
<記紀の要約>

その東の山というのが三諸山。今の三輪山とされている。

記紀の上で、「神を祀る」という行為についての最初の記述であるからして、大神神社は日本最古の神社といわれるわけだ。

その次に記される神祭りは、国譲りのあとに大国主命を祀るという記述。現在の出雲大社である。

大神神社のご神体

大神神社のご神体は、大物主大神が鎮まる三輪山そのものである。

従って本殿は無い。現在は拝殿が建造されているが、それも江戸時代のことであり、1000年以上もの間、拝殿すら持たない神社であった。

山中の磐座を依代として神に降りてきていただき齋祀る。という神祀りの原始的な形態を江戸時代まで継承していたと言える。

そもそも、神様は山にある巨石(磐座)や高い木(御神木)に降臨するが、普段は山の頂上におられる。そして、祭祀は山を登ってその磐座で行われていた。

時が移り、その山から気が流れ下りてくる場所、吹き出す場所(龍穴)を探り、そこに拝殿を設けた。

これが、里山における神社の起こりである。その後、秦氏によって神社の形態は変えられていくのだが、それは、また後日。

スポンサーリンク

大神神社 参拝記録

国道169号線を走っていると、大きな大きな鳥居が見えるだろう。大神神社の大鳥居である。

その鳥居をくぐったところにに駐車場がある。さらに、600mほど進んだ二の鳥居前にも駐車場がある。どちらも無料。

但し、正月に限っては、大鳥居下の駐車場は有料となり、二の鳥居前の駐車場は出店スペースになるため進入禁止となる。ご注意いただきたい。

参道

大神神社 一の鳥居

大神神社の一の鳥居はこちらである。あの大鳥居ではない。

大鳥居から大神神社へ続く参道の、一本南の道にある。正確に言うとその道から少し斜め北に入るのだが。

やはり、参拝は一の鳥居をくぐっていきたいものである。従って、車で来られる場合は大鳥居下の駐車場に止めて、一の鳥居まわりで参拝することをおすすめする。

二の鳥居

これが二の鳥居。なかなか重厚である。

さて二の鳥居をくぐろうではないか。

必ず一礼をして頂きたい。そして鳥居の隅から入る。決して参道の真ん中を通るなかれ。これは作法である。異議を唱える余地はない。

大神神社では、ほとんどの参拝者が一礼をしている。先日、明治神宮を参拝したが、ほとんどの人が一礼をしないのを見て愕然としたものだ。

さあ、ここからいよいよ神域的な雰囲気が出てくるわけである。神域に入ると、ガラッと空気が変わる。ひんやりとした冷気につつまれる。

まずは緊張感が。いい意味の緊張感である。しばらく歩くと、今度は心が落ち着いてくる。さらに歩を進めるにつれて、リラックスしていくのがわかる。

大神神社の本社の中では、参道が癒しパワーが最も強い場所のように感じる。

浄化のパワースポット 「祓戸社」

森の参道の最終地点付近。

まずは、祓戸はらえど社」に参拝しよう。祭神は祓戸大神はらえどのおおかみの四柱である。

  • 瀬織津比売せおりつひめ・・・ 諸々の禍事・罪・穢れを川から海へ流す
  • 速開都比売はやあきつひめ・・・海の底で待ち構えていて諸々の禍事・罪・穢れを飲み込む
  • 気吹戸主いぶきどぬし ・・・諸々の禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ
  • 速佐須良比売はやさすらひめ・・・根の国・底の国に持ち込まれた諸々の禍事・罪・穢れをさすらって失う

というように、役割が明確に分担されている。

こちらで、諸々の罪や穢れを祓い清めて頂いてから、やっと大物主大神の前に立てるというわけである。であるからして、必ずこちらに参拝してから拝殿へとお進みいただくことを強くお勧めする次第である。

縁結びのパワースポット 「夫婦岩」

meoto

そのとなりには「夫婦岩」。二つの石が寄り添うように並んでいる。撮影の腕前が下手クソで申し訳ない。磐座が写っていないではないか!

夫婦円満、恋愛成就、縁結びのパワースポットである。

カップル、夫婦だけでなく、若い女性だけのグループも参拝されている。行列が出来ていることもしばしば。

ちなみに、私は、いつも奥さんに「一緒に参拝しよう」と誘うのだが。拒否られる。なぜ?

「手水舎」

IMG_20151222_140638

森の参道の終点、石段下に手水舎があるのだが、ここの手水舎はほかの神社のものとは少し違う。水口に注目して頂きたい。

こちらの水口は「蛇」である。三本杉の神紋が書かれた酒樽の上で如意宝珠に巻き付いている。

水口と言えば「龍」が一般的であろう。これは水を司る「龍神」のイメージしてのことだろう。

春日大社や枚岡神社は「鹿」で、住吉大社や宇治神社は「兎」、護王神社は「猪」というように、神様のお使いを水口に使うことも多い。

となると、三輪の大物主大神の使いは「蛇」ということになるのだが、、、

実は記紀によると、大物主大神そのものが「蛇神」であるのだ。
また、酒造りの神様でもあるという逸話に因み「酒樽」の上にとぐろを巻いているという。

拝殿

IMG_20151222_140918

圧倒的な存在感を示す拝殿である。ドッシリとした佇まいは、冷静沈着、動かざること山の如しである。

ここ大神神社には、全国から”霊能者”と言われる人々がたくさん来られると申し上げたが。この日も、拝殿前でブツブツと神様と会話している女性がおられた。

何をしゃべっているのか?それが気になってしまい、参拝どころの話ではなくなってしまったのである。私もまだまだ修行が足りんということであろう。

拝殿の奥には、有名な「三ツ鳥居」がある。拝殿の外からは見えない。

三ツ鳥居は、三輪山から流れる気の出口である龍穴の前に立てられいて、ご神体の三輪山と拝殿との境界線(結界)になる。

三ツ鳥居の中央には扉があり、普通の神社で言うところの、本殿の扉の役割を果たしている。

▼こちらは、檜原神社の三ツ鳥居

巳の神杉

拝殿に向かって右前に「巳の神杉」がある。

ここに巳の神杉の画像を掲載してましたが、訳あって削除しました。。。

巳さんの好物である卵とお酒をお供えするのが慣わしとなおり、この日もたくさん供えられていた。

参道にある今西酒造参道店で、お酒(三諸杉180m)1本と生卵1個をお神酒セットとして販売されているので、お買い求めいただければと思う。

さらに、もうひとつ。

なで兎

拝殿に向かって左側の参集殿入り口にある「なで兎」。正月期間は祈祷殿前の広場に出されているから注意が必要だ。

なでると運気がアップするとか。また、体の具合の悪いところをなでると、具合が良くなるとか。

なでられてツッツルのピッカピカである。

では、なぜ兎?

大物主大神は大国主神の幸御魂・奇御魂とされているが。。。大国主と言えば、因幡の白兎。ということだろう。

さてと。それでは「久すり道」を通って摂社「狭井神社」に向かおうと思う。別記事にてご紹介したいと存ずる。

最後に、、、本来は怖い場所

大神神社に参拝するたびに思うことであるが、大物主大神様って、いったいどんな人?だったんだろうと思うのである。人ではないか。。。

日本建国の黎明期に活躍した人の中の一人なのか、大和朝廷によって滅ぼされた(あるいは、大和の地を追われた)ある先住氏族の王なのか、その氏族の象徴なのか。オフィシャルには大国主命に和魂とされているが、もうひとつ説得力に欠けるのである、、、

この手の話には諸説あり、歴史学者でもない私が口を挟む余地は無いのであるが、日本は言論の自由が約束された国であるからして、別の機会に神様紹介記事にして私見を述べさせてもらうこととする。

ただ、一つ言えることは、恐ろしい神であることは間違いないということだ。

10代崇神天皇の御代のこと。大物主大神の祟りで多くの人々が死に国が滅びかけたという伝承がある。つまりは、大物主大神は祟り神という側面を持つのである。

それが、長い長い時を経て、篤く祀り続ける中で祟り神は昇華されていって守護神となり、今の三輪さんになったんだろうと考えるのである。

だから、本当は怖い場所なんだと思って、くれぐれも失礼ないよう参拝して欲しいと思う。

大神神社の摂社(当ブログ内)

 狭井神社    久延彦神社    若宮神社

 檜原神社    率川神社

山の辺の道にある、あわせて参拝していただきたい神社の記事は、コチラ!

 石上神宮    大和神社

私が最強にパワーを感じた、奈良の神社は、コチラ!ちょっと行きにくいけど、おすすめです!

 矢田坐久志玉比古神社

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

スポンサーリンク