大国魂神社|東京府中|「癒し」と「縁結び」のパワースポット!!

2019年9月19日

大国魂神社は、東京都府中市に鎮座する、武蔵国の「総社」である。武蔵国の一之宮から六之宮までを合わせて祀っていることから「六所宮」とも呼ばれた大社である。

各国で最も有力な神社を一之宮と呼び、国司が国に赴任したとき、国内の神社を一之宮から順番に参拝をする制度があった。

これは時間と労力とコストを費やす一大行事であった。今とは違い、交通手段は限られている。

というわけで、平安時代には国府のちかくに、国内の神社の祭神を一つの社殿に合祀して、そこを参拝すれば、国内の有力神社をすべて参拝したことになる、すなわち「巡礼省略システム」を考えた。この発想、嫌いではない。

その、一つにまとめた神社のことを「総社」という。

神社の祭神を勧請するタイプと、神社ごとまるまる合祀したタイプもあったと聞く。

武蔵国の有力神社の六社は次の通り。

  • 一之宮・・・ 小野神社(東京都多摩市)
  • 二之宮 ・・・二宮神社(東京都あきる野市)
  • 三之宮 ・・・氷川神社(埼玉県さいたま市大宮区)
  • 四之宮・・・ 秩父神社(埼玉県秩父市番場町)
  • 五之宮 ・・・金鑚神社(埼玉県児玉郡神川町)
  • 六之宮・・・杉山神社(神奈川県横浜市緑区)

▼小野神社の記事はコチラ(あとで見てね!)

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大国魂神社について

大国魂神社の祭神

本殿は横長で、中殿・東殿・西殿の3殿構成となっている。

中殿

大國魂大神 (おおくにたまのおおかみ)

大国主命と同一神とされている。

大和国の大和神社(おおやまとじんじゃ)の祭神「日本大国魂大神」とも同一神ではないかとも言われているが、本居宣長は別神としている。

御霊大神 (ごりょうおおかみ)

御霊大神の正体ははっきりわからないが、御霊と言えば京都の「御霊神社」を思い浮かべるだろう。

御霊神社に祀られる神々は、およそ祟り神である。権力闘争に敗北し憤死した方々の怨念を鎮めるための神社である。怨霊を鎮め奉ることで、その強力な霊力を味方につけようという考え方か。

国内諸神

読んで字の如しということであろう。

東殿

小野大神

一之宮の祭神を総称している。秩父国造の祖「天下春命」か、小野氏の祖神「天押帯日子命」を含むと思われる。

小河大神

二之宮の祭神、国常立神である。
古事記では、神代七代の最初に現れた神とされているが、日本書紀では天地開闢で初めに現れた神と記される根源神である。

氷川大神

三之宮の祭神の総称。素戔嗚尊、稲田姫命、大己貴命をさす。氷川神社が一之宮か三之宮かの議論については行わないことにする。名神大社・官幣大社であった。

西殿

秩父大神

四之宮「秩父神社」の祭神の総称。八意思兼命と知知夫彦命を指すと思う。天之御中主神は鎌倉時代に秩父神社に勧請された。総社に勧請されているのかどうかはわからない。

金佐奈大神

五之宮「金鑚神社」の祭神の総称。天照大神、素戔嗚尊、日本武尊と思われる。この「金鑚神社」は名神大社である。

杉山大神

六之宮「杉山神社」の祭神の総称。五十猛命、大日霊貴命・素戔嗚尊を指す。

大国魂神社の創建

景行天皇41年(111年)5月5日を創立日とする。出雲国出身である武蔵国造家代々によって奉斎された。

大化改新によって国司制となってからは、国府がこの地に置かれたため、国造に代わって国司が奉仕するようになる。その頃から武蔵国の六の神社を合祀し「総社」としたとする。

大国魂神社のご利益

武蔵国の守護、衣食住の守護、医療・まじないの神であり、大国主命と同一とされることから「縁結びの神」としても有名だ。

他にも摂末社に強力な神々を祀っている。次ページの参拝記録でご紹介していこう。

その前に申し上げておく。私はこの神社の参拝は初めてなのだが、すばらしい神社である。