大阪城|上町台地の先端は大阪最強のパワースポットだ! 

2017年5月8日

大阪城は広い。外周が約4km。面積は約1.1平方km。甲子園球場28個分の大きさだ。

大阪城への入り口は4つ。西南の大手門が正面玄関となろう。東南に玉造口。北東に青屋門。北西に京橋口。

今回は、JR森ノ宮駅から玉造口へと向かうルートでアプローチしようと思うが、その前に、森ノ宮駅前の「鵲森宮」に参拝しようではないか。

上の画像、赤線が私の周遊ルートである。およそ5kmの行程だ。時間にして2時間余り。黄色のポイントはこれからご紹介する見どころスポットである。

少し見にくいと思うが、ご勘弁頂きたい。

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森ノ宮から玉造口

ますは画像の右下角の「鵲森宮」からスタートである。

鵲森宮(かささぎもりのみや) パワースポット

ここは古墳時代末期、物部守屋の難波邸があった場所と伝えられる。物部宗家の最後の砦である。

戦いが終わり、聖徳太子の手によって、守屋の御魂を祀るためだろう「四天王寺」がこの辺りに建立され、その鎮守として創建された神社が当社の始まりと聞く。よって「元四天王寺」という。

詳細は、コチラの記事をお読みください!
鵲森宮|元四天王寺の鎮守「森の宮」は「守屋の宮」?不思議な空間だった。

では、いよいよ大阪城へと向かおう。

森之宮の交差点の角から大阪城公園に入る。メインストリートでは植木市が展開されている。

リフレッシュのパワースポット 「噴水」

メインストリートの突き当りに噴水がある。風向き次第では細かい水しぶきを浴びることになるが、暑い日はこのうえなく気持ちいい。マイナスイオンもうれしいではないか。

癒しのパワースポット 市民の森

大阪城公園の東側に広がる人工の森林だ。とても戦後に植林されたとは思えない、立派な森林である。

野鳥のさえずりと木漏れ日。なんとも癒されるすこぶる気持ちの良い森林である。

大阪城を訪れる観光客の大部分は、一目散に天守閣を目指すのだが、パワースポット巡礼の旅であるならば是非とも立ち寄って頂きたい場所である。

なぜなら、陸軍の兵器工場が立ち並んでいた場所であり、大阪冬の陣夏の陣の舞台であり、石山本願寺門徒と織田軍の壮絶な戦いの場所であり、はるか古代には「元四天王寺」の伽藍があったかもしれないこの場所は、日本人にとって特別な場所であるはずだからだ。

東外堀

この堀の石垣は、日本一の高さを誇る。高さ約30mという。私は、この堀で「カワウソ」のような動物を目撃したことがある。昨年の秋口であっただろうか。。。

さて、ここから玉造口を経て、二の丸の「出世のパワースポット豊國神社」に向かおう。

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大阪城 二の丸(南側)

蓮如上人の袈裟懸けの松の根

▼東屋の下に、その松の根っこがある。

現在の大阪城には、石山本願寺の遺構はほとんどない。それはそうだろう。石山本願寺は取り壊され、豊臣秀吉によって大阪城が築城され、その豊臣大阪城すらも徳川の手によって地中に埋められ、今は無いのだから。

松の根

そういう意味では、ここに蓮如上人の袈裟を掛けた松の根が現存すると言われても信じることはできない。しかし、日本の歴史の1ページをここに留めておきたいという願いは十分に理解できるのである。

内堀(空堀)

本丸の南面の堀は空堀である。緑の絨毯を敷き詰めたようで美しい。

東側の内堀と空堀の境目

本丸東側の内堀(画像では奥の堀)と、本丸南側の内堀(画像では手前の空堀)の境目である。かなりの高低差がある。内堀の水面と空堀の地表との高低差は10mぐらいはあろうか。

この空堀を掘り下げれば水を張ることもできようが、頑強な上町台地を10m以上も掘り下げる必要がある。重機のない時代においては、かなりな大規模工事になるだろう。

費用対効果を考えた時、この空堀は空堀のままでよいと判断したのだろう。

出世のパワースポット 豊國神社

二の丸には、豊臣秀吉、秀長、秀頼を祀る「豊國神社」(ほうこくじんじゃ)が鎮座する。ちょうど本丸の入り口「桜門」の向かい側だ。

鳥居の前には、秀吉像が。

もちろん、ご利益は「出世」「開運」「商売繁盛」である。

本丸の賑わいに比べると、訪問者は極めて少ない。ゆっくりできる空間である。

詳しくは、こちらの記事をご参照いただきたい。(新しいタブで開きます!)
➡ 豊國神社|出世の神様といえば豊臣秀吉!大阪にはなくてはならない神様である!

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