稲生神社|八尾|天王寺屋新田に聳え立つ五穀豊穣の神。
稲生神社は、大阪府八尾市天王寺屋、JR大和路線(旧大和川跡)と国道25号線に挟まれた高台に鎮座する。
稲生と書いて、「いなり」とも「いのう」とも。
旧大和川は大洪水を起こす暴れ川であったため、江戸期に付け替え工事が行われた。そして、その川跡を開拓して新田が作られた。
ここはその新田のひとつ天王寺屋新田である。大阪今橋の豪商「天王寺屋吉兵衛」が開拓した地域なので天王寺屋新田というらしい。
稲生神社について
稲生神社 概要
- 所在地 八尾市天王寺屋2丁目
- 電話番号
- 主祭神 不明
- 創建年 不明
- 社格 なし
- 公式HP なし
稲生神社 アクセス
MAP
最寄り駅
- JR大和路線「志紀駅」徒歩15分
駐車場
- なし
稲生神社の創建
由緒書などが無いため、まったくの不明である。
しかし、ここに何かを祈る場所として神社があるとしたとき、旧大和川の自然堤防上にあり、そしてその神社名が「稲生」であるならば、おそらくそれは水災害除けの祈りか、新田豊作の祈りであったに違いないと思うのだ。
よって、少なくとも旧大和川が流れていたころの創建、もしくは新田開発時の創建、すなわち400年以上前の創建であったと想像する。
稲生神社の祭神
こちらもはっきりとはしないのだが、「稲生」とくれば「稲荷神」。誰しもが想像するだろう。五穀豊穣であろう。
稲生神社 参拝記録
稲生神社には駐車場が無い。そして前面の国道25号線への路駐は厳しい。周囲も道幅が狭いため路駐は迷惑だ。
よって、近くのコインパーキングを探すか、電車でのアプローチをお勧めする。と言っても、駅から徒歩で20分は歩いていただくことになるだろう。
25号線から境内を見る。
このように段差の上に鎮座している。この段差は河川敷の盛り土とも堤防跡とも言われている。
旧大和川沿いと思われる25号線の北側は、ここを含めて帯状に高地が続く。よって、私は堤防跡と判断した。
鳥居
本殿が鎮座する場所は、かなり高い位置にある。このあたりは今でも高いビルなどが無い地域なのだが、創建当時はもっと高く感じられたであろう。神は高見に鎮まるのである。
石柱
石柱の左手に、微妙に通路のような模様がある。いったに何なのか。興味がわく。
拝殿
拝殿・本殿の裏に大きな木がそびえている。
すぐ隣をトラックが走る国道があるのだが、騒音はほとんど感じられない。意外に静かであった。
創建も祭神も不明なためではあるが、簡単な記事で申し訳ない。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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