金山彦神社|大阪|ご利益は金運・必勝・婦人の健康

2020年7月30日

金山彦神社は、大阪府柏原市青谷にある神社。延喜式神名帳に記載ある式内社である。

鎮座地の青谷は、かつて鳥取郷と呼ばれた場所。製鉄に関係の深い鳥取氏が居住していたといわれている。

そんな場所に金山彦を祀る神社であるからして、製鉄に関する神社なのであろうということは想像に難くない。

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金山彦神社について

金山彦神社の祭神

祭神は、金山彦命。この社名で金山彦命以外の祭神はあり得ないだろう。

金山彦命

日本神話の伊邪那岐と伊邪那美の神生みで生まれた神。

古事記では、

伊邪那美が火の神「カグツチ」を生んだ時、ホト(陰部)に大火傷を負って病に臥してしまった。病の苦しさに耐えかねてゲロを吐いてしまった。その吐瀉物から金山彦と金山姫が生まれた。

と記述されている。

その吐瀉物が、溶けて流れる金属の様子を表すとして、金山彦は鉱物・金属を司る神と解釈されるようになり、古代の金属精錬技術者が奉祀するようになったと聞く。

金山彦神社の創建

創建年代は定かではない。

神社略記に、

古代、獄山の嶺に奉祀されていたが、中世に至り現在地に遷された。

とある。獄山は、地元住民が言うことろの「留所山」だそうだ。地図にはない。

留所山

当地から府道183を登ること2km弱の所に竜田古道里山公園があり、その奥に留所霊園という墓地がある。その裏山が留所山と呼ばれている山だ。

その留所山を南西に降りてきたところの少し開けた谷合に金山媛神社があり、さらに下って里への出口手前に金山彦神社があるといった位置関係になる。

製鉄の神

当地が属する河内国大県郡は、古代から製鉄が盛んだったようで、大県や太平寺からは鍛冶場が存在した形跡が発見されている。当地からは鉄滓や鉄塊が出土している。

当地が鳥取郷と呼ばれていたことも鑑みて、精錬・鍛冶技術を持った鳥取氏が守護神として祀ったのが創祇ではなかろうかという見方をしてもいいのだと思う。

となれば、5世紀から7世紀の間の創建となろうか。

風の神

実は、留所山からさらに北へ行くと、風の神が降臨したという御座峰がある。この風の神は龍田大社に祀られている風の神だ。

この峯は、製鉄に不可欠な強い風が吹くという。「もっともっと強い風が吹きますように!」との願いを込めて風の神を祀ったのが起源ではなかろうかと、半ばこじ付けだが推察する。

ご利益は金運と必勝、そして、、、

金山彦神社のご利益は、鉱物・金属に関する神であることからして金運向上が期待できよう。

メディアに取り上げられたことで、京都の金運の神社として一躍有名になった「御金神社」のご祭神も金山彦命である。

また、製鉄の発展は農機具だけでなく武器の発展にも寄与した。銅剣と鉄剣では切れ味と耐久性に大きな差がある。もちろん鉄剣の方が優る。

よって、必勝のご利益を求めて祈願するのも良かろうと存ずる。

そして忘れてはならないのが、伊邪那美命の難産の果てに生まれた神であることだ。ご婦人の健康と安全を祈願するべき神なのである。

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金山彦神社 参拝記録

国道25号線を大阪から奈良に向かって走る。

今の今まで知らなかったのだが、国道25号線と国道165号線は、起点から国分までは重複路線だった。よって、グーグルマップは国道165号線と表示されている場合があるから注意が必要だ。

さて、八尾市を抜けて柏原市に入り、大和川の堤防沿いに軽やかに走っていく。柏原市役所前を通り過ぎ、天湯川田神社下りの信号も通り過ぎよう。もちろん天湯川田神社に立ち寄っても構わない。

そこから400mで国分橋北詰にでる。大方の車両は右折して橋を渡るが、我々は直進だ。さらに大和川の堤防を走る。

しばらく進むと「青谷ゴルフ」への入り口がある。ここの信号も直進だ。ここからは川沿いではなく、山中へ入る道路を進むことになる。

そこから2分。およそ800m先の大きな池の隣に鳥居が見えるだろう。

駐車場は無い。短時間であれば鳥居前に停めることも可能だろうか。私は鳥居を通り過ぎたあたりに路駐した。

金山彦神社の社頭

この左となりに池がある。夏場はきっと蚊が多かろうと推察する。夏場にお越しの場合は虫よけスプレーが必須と心得たい。

境内の草花

境内のあちらこちらに植えられた草花も、当社の魅力ではないだろうか。

花の名前なんぞはとんと不案内は私ではあるが、その美しさに心を動かす感受性だけは持ち合わせていると自負する。

境内には紅葉も植えられているようだから、秋にも訪れてみたいと思った。

伊勢神宮遥拝所

今まで拝見した遥拝所の中で、最もカッコいい遥拝所ではないだろうか。

木製の柱から立ち上るのは太陽のモニュメントだろうか。たぶんそうだろう。この太陽を天照大御神として拝するというわけか。

柱に書かれてある文字「天壌無窮」は、天照大御神が下された神勅の中でも特に重要な神勅「三大神勅」の一つ。

天照大御神が孫の瓊瓊杵尊が地上に降臨する際に与えた神勅である。

葦原千五百秋之瑞穗國、是吾子孫可王之地也。宜爾皇孫、就而治焉。行矣、寶祚之隆、當與天壤無窮者矣。

この日本の国は、私の子孫が王となるべき地でなのです。皇孫であるあなたが行って治めなさい。無事でいなさいね。皇室が栄えることは、天地がある限り永遠となりましょう

拝殿から中門

拝殿の全景を撮影し忘れてしまった。

これは、拝殿内から中門を望んだ画像。

願いの鈴

賽銭箱の上に、フリーケースが置いてある。中を覗くと、小さな座布団の上に鈴が置かれてあった。

よくわからないのだが、その鈴を取り出して鳴らし、その後に祈願することとした。

二拝二拍手一拝。コロナウイルス退散を願う。

本殿

ほとんど見えないが、春日造であろう。

磐座

中門の右手に、巨岩がある。注連縄が張られているがゆえに磐座的性格をもった巨岩か。それとも、古墳石室の一部か。

境内社

本殿域の右横に、覆屋で守られた祠が2つ。

右が龍王神社で、左が稲荷神社。

金山彦神社 概要

  • 所在地  大阪府柏原市大字青谷2060
  • 電話番号  
  • 主祭神  金山彦命
  • 創建年    
  • 社格   式内社
  • 公式HP   なし

金山彦神社のアクセス

MAP

最寄り駅

  • JR大和路線「河内堅上駅」徒歩15分

駐車場

  • なし