神田神社|奈良|石上神宮境外摂社

神田神社は、石上神宮の境外摂社。神田と書いて「こうだ」と読む。

石上神宮の大鳥居から西へ下ったところにある神宮外苑公園の、県道51号線を挟んだ向い側に鎮座する。

通りからは見えにくいが、「神田神社」の看板が立っているので、そこから広場に入ろう。

広場に入っても、鳥居があるわけでもなく、ちょっと味気ない感じ。

柵の間を通って林の中に入ると、、、

こじんまりとした神社が見えてくる。

広告

神田神社(こうだじんじゃ)

神田神社の祭神

祭神は、高倉下命(たかくらじのみこと)。

高倉下命は、、、

神武天皇東征の時に、熊野で生気を失った神武天皇を助けるために天から下された神剣「韴霊(ふつのみたま)」すなわち石上神宮の主祭神である「布都御魂神」を、神武天皇に奉った神である。

また高倉下命は、饒速日尊の御子と言われている。(先代旧事本紀)

神田神社の創建

創建については定かではない。

かつて石上神宮の神田があった天理市三島町小字神田の地に鎮座していたが、平成2年にこちらに遷座したとのことである。

スポンサーリンク

烏帽子石

社殿の前方に、烏帽子岩がある。烏帽子の形をしている。

人の手が加えられているのかいないのか、私にはわからないが、自然石であることを望む。

烏帽子岩の昔話と、布留の由来

石上神宮のHPに、烏帽子岩に関する言い伝えが掲載されていたので、ご紹介しておこう。

昔々、布留川の畔に、一人のお婆さんが住んでいました。

ある日、お婆さんが布留川で洗濯をしていた時のこと。川上から一振りの剣が流れてきました。不思議なことに、この剣に触れたものは、どんなに硬い岩でもフッフツと切れてしまいます。

お婆さんが白い布で拾い上げると、とても立派な剣でしたので、石上神宮に奉納しました。お婆さんは沢山の褒美をもらいました。

これを聞いた欲張り婆さんは、同じように布留川に行って何かいいものが流れてくるのを待ちました。すると川上から烏帽子や冠が流れてきました。

それを拾って川岸に上げると、なんと岩でした。

ちなみに、お婆さんが白い布で剣を留めたことから、布留川といわれるようになったのです。

どっかで聞いたことのあるような類の話ではある。

しかし、最後の布留川の由来は、少しくいただけない。

というのも、もうひとつの伝承があるからだ。

昔々、布留川の川上から、一振りの剣が泳ぐように流れてきました。流れながら触れるものすべてを真っ二つに斬っていきます。

その時、川下では、一人のうら若い乙女が洗濯をしていました。

乙女は、触れる物すべてを切ってしまう剣を見て慌てて避けようとしましたが、洗濯物の白布の中に流れ込んできてしまいました。

「あー、切れちゃうー」

しかし、その剣は、白い布の中にすっぽりと収まって動かなくなりました。

「さっきまで、固い岩でも切ってきた剣なのに、なぜこの布を切らずに留まったの?」

これは神様の剣だと思った乙女は、石上神宮に奉納しました。これが、布留の由来です

同じような布留の由来であれば、うら若い乙女の方がいいではないか。

神田神社 概要

  • 所在地    奈良県天理市杣之内町
  • 電話番号   0743-62-0900(石上神宮)
  • 主祭神    高倉下命
  • 創建年    不詳
  • 社格     石上神宮 境外摂社
  • 公式HP    http://www.isonokami.jp/map/32.html

神田神社 アクセス

MAP

最寄り駅

  • JR桜井線・近鉄天理線「天理駅」徒歩30
  • バスに乗って「石上神宮前」バス停下車という手もある

駐車場

  • あり(無料)