東京十社|江戸巡拝は「ご縁」づくりの旅

2018年9月28日

東京十社とは、、、

明治元年、京から江戸に奠都された際、京の都を取り巻く畿内二十二社にならい、明治天皇によって帝都鎮護と民草平安の祈願所として十二の社が選定され「准勅祭社」としたことに始まる。

この制度は約2年で廃止となったが、昭和50年、昭和天皇即位50周年を記念して、東京23区内に鎮座する”元”准勅祭社十社を「東京十社」と称し、その十社を巡礼する旅が企画された。

ぐるっと巡って約40kmの行程である。別に1日で巡る必要は無い。

東京に住まう、あるいは、東京で働く、東京で学ぶ、東京に訪れる方々。

日頃の感謝の意を込めつつ、ご自身やご家族の健勝を祈願してみてはいかがだろう。

また、季節折々の花を愛でるのも、東京十社巡りの楽しみである。

東京十社巡りマップ

鳥居マークをタップすると、、、
・サイト内リンクURLが表示されます。詳しくはそちらの記事をご覧いただけますと幸いです!
・標識マークをタップすると、現在地からの道順を検索することが出来ます!

東京十社の参拝順序について

東京十社の参拝に順序は無い。そして期限もない。

我々出張族は、出張の合間を見て1社ずつ参拝する他ないのであるからして、順序や期限がないのはありがたい。

下の地図は、東京十社巡拝路程図である。どこから始めてもいいが、時計回りか反時計回りに回るのが最も効率的な回り方のようであるが、電車で行くなら、根津神社と白山神社、日枝神社と赤坂氷川神社については徒歩で移動したい。

画像右下、説明文の末尾に「己巳(つちのとみ、きし)五月」とある。この路程図がこの月に作成されたものであるとするなら、この図は明治2年に作成されたものとなろう。

すなわち、准勅祭社12社が選定され勅使が奉斎した直後には、東京十社巡拝は市民の参拝ルートとして確立されていたと言えるのである。昭和50年の企画は、それを焼き直したものと考えることが出来る。

そうじゃなかったら、ごめんなさい。。。

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東京十社 ご紹介(順不同)

では、東京十社をご紹介しようと思う。

江戸の総鎮守 神田神社(神田明神)

皇居の北東に鎮座する、すなわち皇居の鬼門の守護神である。歴代将軍家の崇敬篤く、江戸総鎮守と称された。

正月の仕事始めには、事業繁栄のご利益を頂こうと、多くのビジネスマンが列をなす光景は圧巻である。

参拝を終えたら、鳥居横の甘酒で心も体も温まろう。

祭神

  • 大己貴命(おおなむじのみこと)(一之宮)
  • 少彦名命(すくなひこなのみこと)(二之宮)
  • 平将門公(たいらのまさかどこう)(三之宮)

平将門は関東の英雄である。ところが皇室から見た場合は朝敵。よって、王政復古が成った明治元年、准勅祭社に列する際には、平将門公は祭神から外されていたという。

創建

  • 天平二年(730年)

ご神徳

  • 起業・会社経営・事業繁栄・縁結びの神・恋愛成就の神・夫婦和合・子宝
  • 医療・医薬・学問
  • 戦勝守護・厄払い

アクセス

  • JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」徒歩5分
  • 東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」徒歩5分
  • 東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩5分
  • 東京メトロ銀座線「末広町駅」徒歩5分
  • JR京浜東北線・山手線・東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」徒歩7分
東京都千代田区外神田2丁目16−2

 

つつじの名所 根津神社

およそ1900年前に日本武尊が創祀したという古社。太田道灌、徳川将軍家の信仰篤く、明治には准勅祭社に列した、格式高く霊験あらたかな神社である。
つつじの名勝としても知られ、4月ごろには100種類3000本のつつじが咲き誇るという。

祭神

  • 須佐之男命(すさのおのみこと)
  • 大山咋命(おおやまぐいのみこと)
  • 誉田別命(ほんだわけのみこと)

創建

  • 景行天皇の御代(伝)

ご神徳

  • 須佐之男命・・・厄災消除、邪気祓い
  • 大山咋命・・・農耕の神、要(かなめ)の神
  • 誉田別命・・・勝運上昇

アクセス

  • 東京メトロ千代田線「根津駅」徒歩10分
  • 東京メトロ千代田線「千駄木駅」徒歩10分
  • 東京メトロ南北線「東大前駅」徒歩5分
  • 都営地下鉄三田線「白山駅」徒歩10分
東京都文京区根津1丁目28−9

 

桜の名所 王子神社

1322年、平安期にはすでに聖地とされていた当地に、熊野三山から若一王子を勧請し社殿を造営したのが始まり。全国でも珍しい、毛髪の神が祀られる境内社「関神社」も人気の一つ。

また、江戸時代には8代将軍徳川吉宗の崇敬厚く、「飛鳥山」が寄進され、江戸随一の桜の名所となった。現在も、王子神社を中心とした音無親水公園や飛鳥山公園は、絶好のお花見スポットとして知られる。

祭神

  • 伊邪那美命(いざなみのみこと)
  • 伊邪那岐命(いざなみのみこと)
  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
  • 速玉之男命(はやたまのおのみこと)
  • 事解之男命(ことさかのおみこと)

創建

  • 1322年(元亨2年)鎌倉末期

ご神徳

  • 「開運除災」・・・開運招福・運気の回生・厄除け・家内安全・身体健全・交通安全。
  • 「子育大願」・・・安産・子ども健康・学業成就。

アクセス

  • 京浜東北線「王子駅」 徒歩5分
  • 東京メトロ千代田線「王子駅」 徒歩5分
東京都北区王子本町1丁目1−12

 

あじさいまつり 白山神社

948年、加賀一の宮である白山比咩神社から勧請したとされる古社。勧請当時は現在の本郷一丁目に鎮座していたが、2度の遷宮を経て、明暦元年に現鎮座地に鎮まった。

白山神社境内と裏手の白山公園周辺は紫陽花の名所。3000株の紫陽花が咲き乱れる6月中旬には文京あじさいまつりが催される。

祭神

  • 菊理姫命(くくりひめのみこと)
  • 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
  • 伊弉冉尊(いざなみのみこと)

創建

  • 948年(天暦2年)

ご神徳

  • 「縁結び」「復縁」「商談成立」
  • 「商売繁盛」「受験」「家内安全」「新規事業発展」

アクセス

  • 都営地下鉄三田線「白山駅」徒歩3分
  • 東京メトロ南北線「本駒込駅」徒歩7分
東京都文京区白山5丁目31−26

 

江戸城の守護神 日枝神社

1478年、太田道灌の江戸城築城に際して、川越日枝神社が勧請され城の守護神とされたことに始まるというが、一説には南北朝時代からあったともいわれている。

もともとは江戸城内に鎮座していたものを現在地に遷座。

日枝神社といえば「山王祭り」。江戸城守護であるからして、城内に入ることを許されたため「天下祭」と称された。

祭神

  • 大山咋神(おおやまぐいのかみ)
    • 国常立神(くにのとこたちのかみ)
    • 伊弉冉神(いざなみのかみ)
    • 足仲彦命(たらしなかつひこのみこと)

創建

  • 1478年(文明10年)室町将軍「足利義政」の頃

ご神徳

  • 厄除け・安産・縁結び・商売繁盛・社運隆昌の神

アクセス

  • 東京メトロ千代田線「赤坂駅」徒歩3分
  • 東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」徒歩3分
  • 東京メトロ千代田線「国会議事堂前駅」徒歩5分
  • 東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」徒歩8分
東京都千代田区永田町2丁目10−5

 

 

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樹齢400年の大銀杏 赤坂氷川神社

天暦5年(951年)、近江の僧侶「蓮林僧正」が夢に現れた翁のお告げにより、地中深くに埋もれていた十一面観音を祀ったのが始まりとされる。当時の場所は赤坂4丁目あたり。

いつの頃に氷川神社が勧請されたかは定かではない。江戸時代の1760年、8代将軍徳川吉宗が現在地に遷座した。

江戸七氷川の筆頭であり、准勅祭社に列し、東京十社に数えられる、東京に無くてはならない神社の一つである。

祭神

  • 素盞嗚尊(すさのおのみこと)
  • 奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
  • 大己貴命(おおなむじのみこと)

創建

  • 951年(天暦5年)平将門の乱の約10年後

ご神徳

  • 厄除け
  • 縁結び、家内安全
  • 商売繁盛

アクセス

  • 東京メトロ千代田線「赤坂駅」徒歩8分
  • 東京メトロ日比谷線「六本木駅」徒歩8分
  • 都営地下鉄大江戸線「六本木駅」徒歩8分
  • 東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」徒歩8分
  • 東京メトロ銀座線「溜池山王駅」徒歩8分
東京都港区赤坂六丁目10番12号

 

源頼朝の祈願所 品川神社

平安末期の1180年、挙兵に失敗し館山に落ち延びた源頼朝は、洲崎神社に再起を祈願した。その念願叶った後の1187年に、天比理乃咩命を当地に勧請したのが始まり。

境内社の「阿那稲荷社」にある「一粒万倍のご神水」は金運に抜群のご利益があるとの評判で、参拝者が絶えない。

また、都内最大の富士塚「品川富士」も人気スポットである。

祭神

  • 天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)
  • 宇賀之売命(うがのめのみこと)
  • 素戔嗚尊(すさのおのみこと)

創建

  • 1187年(文治3年) 鎌倉幕府開幕まであと5年。

ご神徳

  • 再生・再起、開運、海上安全、大漁安心、安産
  • 商売繁盛
  • 病気除け

アクセス

  • 京浜急行「新馬場駅」 徒歩2分
東京都品川区北品川3-7-15

 

関東のお伊勢様 芝大神宮

1005年、伊勢の内宮・外宮から勧請したのが始まりとされる。両宮の祭神を祀っているということで、まさに関東のお伊勢様。源頼朝に始まり徳川将軍家に至るまで、東国武将からの篤い崇敬をうけた。

祭神

  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
  • 豊受大神(とようけのおおかみ)
    • 源頼朝公
    • 徳川家康公

創建

  • 1005年(寛弘2年) 紫式部や和泉式部などが活躍する頃

ご神徳

  • 国家安寧
  • 縁結び、恋愛成就
  • 夫婦和合

アクセス

  • 山手線・京浜東北線「浜松町駅」徒歩5分
  • 都営浅草線・大江戸線「大門駅」徒歩1分
  • 都営三田線 「御成門駅」徒歩5分
東京都港区芝大門1-12-7

 

江戸最大の八幡宮 富岡八幡宮

1624年、長盛法師が神託により砂州であった当地を干拓し永代島が造られ、そこに八幡宮を建立したことが創建とされる。

江戸最大の八幡宮であり、富岡八幡宮の祭礼「深川祭り」は370年の歴史を誇る勇壮な祭りで、江戸三大祭りの一つに数えられる。

祭神

  • 応神天皇(おうじんてんのう)
    • 神功皇后(じんぐうこうごう)
    • 仁徳天皇(にんとくてんのう)
    • 天照皇大神(あまてらすすめらおおかみ)
    • 常磐社神(ときわのやしろのかみ)
    • 武内宿祢命(たけのうちのすくね)
    • 日本武尊(やまとたけるのみこと)
    • 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
    • 竈大神(かまどのおおかみ)

創建

  • 1624年(寛永4年) 将軍家3代徳川家光の頃

ご神徳

  • 勇気(応神天皇)
  • 勝利(神功皇后)
  • 安産(神功皇后)
  • 知恵(武内宿禰)
  • 出世(天児屋根命)

アクセス

  • 東京メトロ東西線「門前仲町駅」 徒歩3分
  • 都営大江戸線「門前仲町駅」 徒歩6分
東京都江東区富岡1-20-3

 

藤の名所 亀戸天神社

九州太宰府天満宮の神官「菅原信祐」が天神信仰を広めるため全国を巡った末に、亀戸村に辿り着き、太宰府神前の「飛梅」の枝から作った御神像を村にもともとあった小さな天神祠に祀ったのが始まりという。1661年のこと。

4月下旬、境内の「心字池」にかぶさるように設えた藤棚の花房が咲きこぼれる様は、美しいのひとこと。東京一の藤の名所と言っても過言ではない。

祭神

  • 菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
  • 天穂日命(あめのほひのみこと)

創建

  • 1661年(寛永4年) 将軍家4代徳川家綱の頃

ご神徳

  • 学業向上、出世運向上、冤罪を晴らす

アクセス

  • JR総武線「亀戸駅」徒歩15分
    JR総武線「錦糸町駅」徒歩15分
  • 東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」徒歩15分
東京都江東区亀戸3丁目6番1号

 

 

東京十社のご紹介は以上であるが、東京十社の配置を見ると、どうも歪に感じる。その点について、私の妄想を次のページに記載させていただいた。

興味の無い方は、読んでいただかないほうが良いと思う。。。

東京, 特集

Posted by リョウ