大国魂神社|東京府中|人生に行き詰ったと思ったら訪れてみたい「癒し」と「縁結び」のパワースポット!

2018年7月3日

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大国魂神社 概要

大国魂神社は、東京都府中市に鎮座する、武蔵国の「総社」である。かつてここに武蔵国の「国府」があった。

武蔵国の一之宮から六之宮までを合わせて祀っていることから「六所宮」とも呼ばれた大社である。

総社(惣社)とは

各国で最も有力な神社を一之宮と呼び、国司が国に赴任したとき、国内の神社を一之宮から順番に参拝をする制度があった。

これは時間と労力とコストを費やす一大行事であった。交通手段は限られている。今とは違う。

というわけで、平安時代には国府のちかくに、国内の神社の祭神を一つの社殿に合祀して、そこを参拝すれば、国内の有力神社をすべて参拝したことになる、すなわち「巡礼省略システム」を考えた。この発想、嫌いではない。

その、一つにまとめた神社のことを「総社」という。

神社の祭神を勧請するタイプと、神社ごとまるまる合祀したタイプもあったと聞く。

武蔵国の六所とは

武蔵国の有力神社の六社である。

  • 一之宮・・・ 小野神社(東京都多摩市)
  • 二之宮 ・・・二宮神社(東京都あきる野市)
  • 三之宮 ・・・氷川神社(埼玉県さいたま市大宮区)
  • 四之宮・・・ 秩父神社(埼玉県秩父市番場町)
  • 五之宮 ・・・金鑚神社(埼玉県児玉郡神川町)
  • 六之宮・・・杉山神社(神奈川県横浜市緑区)

▼小野神社の記事はコチラ(あとで見てね!)

大国魂神社の祭神

本殿は横長で、中殿・東殿・西殿の3殿構成となっている。

中殿

大國魂大神 (おおくにたまのおおかみ)

大国主命と同一神とされている。

大和の国に大和神社(おおやまとじんじゃ)の祭神「日本大国魂大神」とも同一神ではないかとも言われているが、本居宣長は別神としている。

御霊大神 (ごりょうおおかみ)

御霊大神の正体ははっきりわからないが、御霊と言えば京都の「御霊神社」を思い浮かべるだろう。

御霊神社に祀られる神々は、およそ祟り神である。権力闘争に敗北し憤死した方々の怨念を鎮めるための神社である。怨霊を鎮め奉ることで、その強力な霊力を味方につけようという考え方か。

国内諸神

読んで字の如しということであろう。

東殿

小野大神

一之宮の祭神を総称している。秩父国造の祖「天下春命」か、小野氏の祖神「天押帯日子命」を含むと思われる。

小河大神

二之宮の祭神、国常立神である。
古事記では、神代七代の最初に現れた神とされているが、日本書紀では天地開闢で初めに現れた神と記される根源神である。

氷川大神

三之宮の祭神の総称。素戔嗚尊、稲田姫命、大己貴命をさす。氷川神社が一之宮か三之宮かの議論については行わないことにする。名神大社・官幣大社であった。

西殿

秩父大神

四之宮「秩父神社」の祭神の総称。八意思兼命と知知夫彦命を指すと思う。天之御中主神は鎌倉時代に秩父神社に勧請された。総社に勧請されているのかどうかはわからない。

金佐奈大神

五之宮「金鑚神社」の祭神の総称。天照大神、素戔嗚尊、日本武尊と思われる。この「金鑚神社」は名神大社である。

杉山大神

六之宮「杉山神社」の祭神の総称。五十猛命、大日霊貴命・素戔嗚尊を指す。

大国魂神社の創建

景行天皇41年(111年)5月5日を創立日とする。出雲国出身である武蔵国造家代々によって奉斎された。

大化改新によって国司制となってからは、国府がこの地に置かれたため、国造に代わって国司が奉仕するようになる。その頃から武蔵国の六の神社を合祀し「総社」としたとする。

大国魂神社のご利益

武蔵国の守護、衣食住の守護、医療・まじないの神であり、大国主命と同一とされることから「縁結びの神」としても有名だ。

他にも摂末社に強力な神々を祀っている。参拝記録でご紹介していこう。

その前に申し上げておく。私はこの神社の参拝は初めてなのだが、すばらしい神社である。

 

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大国魂神社 参拝記録

京王線の府中駅を下車。駅の案内板に導かれ最適な出口から地上に降り立った。「馬場大門の欅並木」である。

ここで一つ忠告しておこう。二列に並んだ並木の中央は車道である。歩道ではない。

私は歩道と思って真ん中を堂々と歩いていた。後ろから車が。。。

しかし、クラクションは鳴らされなかった。大阪ではこうはいくまい。悪意すら感じさせる、けたたましいクラクションが鳴らされ、ややもすると「アホか!早よドケ!ボケ!」の罵声を浴びせかけられるのである。

私は関東が好きだ。すべからく紳士的である。

さて、ケヤキ並木を一方通行の車と同じ方向に歩く。

大国魂神社 正面の大木

交差点の向こうに樹齢何年であろうか、大木が2本聳え立ちお出迎えである。

朝食を食べ損ねた私は、少し早い昼食をとることにした。

交差点で見つけた「大和家」という家系ラーメン店に飛び込む。「大和」と「大国魂」が結びついてしまったからである。

奈良に大和神社がある。主祭神は「日本大国魂神」(やまとおおくにたまのかみ)。いま一つマイナーなのだが、とんでもなく由緒のある神社なのだ。

大和神社の記事はコチラ!
➡ 大和神社|二十二社| 日本国土の守護神!摂社:高龗神社のパワーが凄い!

こってり豚骨しょうゆ味、短めの中太ストレート麺、チャ―シューが3枚、のりが6枚、味玉子が2切れ、ウズラ玉子が1個。かなりのボリューム。こってり好きの私にはたまらない。

少し塩味がきついかも。と思いながら完食。美味しかったが、今、強烈な胸やけに襲われていることだけはお伝えしておこう。

そんなことはどうでもいい。

大国魂神社 大鳥居と社標

大きく重厚な社標の存在感が凄い。期待に胸が膨らむ。お腹もラーメンで膨らんでいる。

鳥居をくぐり、参道を歩く。

大国魂神社の参道

やはり期待通りの空気感だ。癒し系の爽やかな風が流れている。平日でもこの賑わい。ひきつける何かがあるのだろう。

摂社:宮乃咩神社 (みやのめじんじゃ)

参道の途中の左手に「宮乃咩神社」が鎮座する。摂社だ。

祭神は「天鈿女命」。岩戸隠れ神話で、天照大神の興味を引くために、裸で歌い踊った様が描写されてる女神である。日本最古の踊り子であり、芸能の女神である。

瓊瓊杵尊の天孫降臨の際には、道案内役として現れた猿田彦命と最初に絡んだ女神で、ともに道祖神として祀られたり、猿田彦と結構したとの説から、子宝・安産の神、国際結婚の神として祀られることもある。

こちら「宮乃咩神社」のご利益は、演芸、子宝・安産である。

柄杓の奉納

このように、安産を祈る柄杓がたくさん奉納されている。

よく見ると、柄杓の底には穴が開けられている。この穴は自分で開けるそうだ。開けるときに力余って底が抜ける場合もあるようで、底の無いものも見受けられる。

この柄杓は「穴あき柄杓」という。

柄杓の穴から水がスーッと出ていくが如く、お産もスーッと。。。という意味らしい。

ちなみに、八王子の安産祈願で有名な「子安神社」では、「穴あき」ではなく「底なし」である。

▼子安神社の記事はコチラ!(あとで見てね!)

宮乃咩神社  拝殿

緩やかな丸みを帯びた破風が、女神を祀るにふさわしい優美さを醸し出している。

大国魂神社の手水舎

美しい水盤。水盤がきれいだと流れる水も綺麗に感じるものだ。気持ちよく使える。

しかし、美しいのは水盤だけじゃない。

こんな手水舎は見たことが無い。おそらくは神仏習合時代の遺構ではないかと想像した。知恩院を彷彿とさせる。見事な彫刻である。さらに、、、

天井にも龍の彫刻が施されていた。我ながらよく見つけたものだ。。。

軍艦「多摩」戦没者慰霊碑

太平洋戦争時、戦艦「多摩」の戦没者を慰霊する碑が立つ。実は、前述の大和神社には、戦艦「大和」の戦没者慰霊碑がある。同じ匂いがする。

大国魂神社 隋神門

手水舎を過ぎると、いよいよ隋神門である。

門の両サイド、ガラス格子の中に「豊磐間戸命」「櫛磐間戸命」という門を守る神様が配置されている。

豊磐間戸神と奇磐間戸神

この2柱の神は、天太玉命の御子とされている。天太玉命とは、岩戸隠れの時に勾玉や鏡を祭壇に飾り付けた神である。そして、御子の豊磐間戸神と奇磐間戸神は、天照大御神が隠れた岩の戸を神格化した神であるともいわれ、御門の神として、もっぱら神社の参道や神門の両サイドに祀られることが多い。

隋神門の象

隋神門の門柱の上部に、このような彫刻物が取り付けられている。表裏の門柱に各1個ずつ。

これは、おそらくは象なのである。この鼻は象以外にあるまい。

象と言えばインド。

ヒンドゥー教にガネシャという象頭を持った神がいる。成功、繁栄、平和を約束する幸運の神で、特に長い鼻で障害をなぎ倒してくれるとされ、厄除けの意味を持つようになった。

ということだと想像する。

隋神門をくぐると、ひときわ神域感が増してくる。

亀石

鶴石

隋神門を入ったすぐの両サイドに、対になった岩(磐座なのか?)が置かれている。

「亀石」と「鶴石」だ。

この石からパワーが発散されていると言われているが、私にはわからなかった。

しかし、この光景はどこかで見たことがある。そう。饒速日尊を祀り、極めて強烈な浄化のパワーを誇る「矢田坐久志玉比古神社」のそれと同じなのだ。

矢田坐久志玉比古神社の記事はコチラ!
➡ 矢田坐久志玉比古神社|石上神宮にも匹敵する、超強烈な浄化パワーと真実の癒しを体験! 

むしろ、このエリアではこの木。樹齢はまだまだ浅いだろうが、この木の横に立つと、えもいわれぬ気持ち良さを味わうことができた。

神楽殿と宝物殿

どちらも美しいフォルムである。

中雀門

この門をくぐると、いよいよ本殿エリアに突入ということになる。おばあさんの仁王立ちがすばらしい。

次のページでは、本殿エリアと末社群をご紹介していく。

 

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