堀越神社|四天王寺七宮|一生に一度の願いを!ご神木を取り巻く三つの社から強力なパワーを頂こう!

2019年6月11日

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堀越神社は、大阪市天王寺区の茶臼山に鎮座する神社。

聖徳太子が四天王寺建立にあたり周囲に配置した四天王寺七宮の一つに数えられる古社である。

このあたりは、一心寺・安居神社・清水寺そして四天王寺などの歴史ある社寺が集結する地域であるが、上町台地を流れる気が一旦溜まる場所、あるいは龍穴とも言われている。

堀越神社は「一願成就」で有名な神社だが、見逃してはいけないのが、境内右手のご神木と、その周辺の末社である。

さて、ご紹介していこう。

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堀越神社について

堀越神社の創建

推古天皇の御代。摂政であった聖徳太子により、四天王寺を鎮守する七宮の一つとして、茶臼山に創建されたと伝わる。

南側には美しい堀があり、その堀を渡って参拝するため、「堀越さん」と呼ばれるようになったとか。

現在も、茶臼山の南から美術館へ渡る橋と、その堀の跡が河底池として残っている。

▼堀越神社裏手の茶臼山と大阪市立美術館の境にある、堀(河底池)と和気橋

堀越神社の主祭神

主祭神に崇峻天皇を祀り、配神に、小手姫皇后、蜂子皇子、錦代皇女を祀る。

天皇とその家族なのだが、これがなかなかに不幸な人生を送った人々なのである。

崇峻天皇

第32代の天皇。推古天皇の弟で、聖徳太子の叔父にあたる。

蘇我馬子の推挙によって即位した天皇で、蘇我馬子VS物部守屋の権力闘争の際は、もちろん蘇我氏側についた。

その後も実権は馬子が握ったまま。しかも蘇我馬子の横暴はなはだしく、除名しようと試みたが反撃にあい、最終的には蘇我氏により暗殺されたという天皇である。

小手姫皇后

崇峻天皇の后。

崇峻天皇からの寵愛が薄れたことを恨んだ小手姫皇后は、天皇が献上された猪を見て言った独り言を蘇我馬子に密告したと日本書記に記載されている。

その独り言とは、、、
「いつかこの猪の首を切るが如く、私が嫌いな奴の首も切ってやろう」
これを聞いた蘇我馬子は警戒感を強め、やがて天皇殺しへと発展していったということである。

崇峻天皇の死後、娘の錦代皇女を連れて、息子の蜂子皇子を追うべく東北へ向かう。しかし錦代皇女が途中で死去されたため、福島県の川俣あたりに落ち着き、そこで養蚕を広めたという。

蜂子皇子

崇俊天皇の御子。

父である崇峻天皇が臣下に殺された蜂子皇子は、聖徳太子に匿われて東北へ落ち延びた。

その後、出羽三山の山岳宗教の祖となられたと聞く。

錦代皇女

崇峻天皇と小手姫皇后の娘。蜂子皇子は兄。

堀越神社の立地

この茶臼山は、南北に長い上町台地のほぼ中央に位置する。すぐ西側が崖となっていて、そこには上町断層が走る。

上町半島という見方をすれば半島の根元あたりに当たり、その半島の先端に難波宮があった。

▼難波宮跡

箕面の山々から流れ出る気が大阪城や難波宮に溜まり、さらに台地に沿って流れ出しここで再び溜まる。そして台地の終点である住吉大社に向かって坂道を駆け下りるが如く流れ出すさまを想像した。

それもあってか、大阪冬の陣では徳川家康の本陣、翌年の夏の陣では真田幸村の本陣が、茶臼山の頂上に設営された。

このように、地理的優位性が高いと言える。すなわち、パワースポットである。

茶臼山の記事はコチラ!
➡ 茶臼山古墳|古墳か山か、はたまた城なのか。不可思議かつ神聖なる小山は、癒しのオアシスであった!

堀越神社のご利益

古くから「堀越さんは、一生に一度の願いを聞いてくださる」という言い伝えがあり、昨今は各種メディアにも取り上げられ、老若男女が途切れることなく参拝している。

摂社の茶臼山稲荷は、その当時は茶臼山の頂上に祀られていたらしい。本陣壊滅の危機を救っていただいたということで家康によって現在地に移され、家康以降、代々の大阪城代からの信仰が厚かったと言われてる。勝負の神様起死回生の神様である。

 

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堀越神社 参拝記録

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天王寺駅から徒歩で5分程度だろうか。谷町筋を北へ進る坂道の途中の左側、堀越神社の鳥居が見えてくる。

平日の午前中ではあるが、若い女性グループ、若いカップル(仕事中と見た)が鳥居の中へと吸い込まれていく。あのカップルの一生に一度の願いの内容はおおかた想像がつく。

近くの四天王寺ではあふれかえっている中国人観光客の姿は見えない。ホッとする。

手水舎前の庭

鳥居をくぐり、手水舎で清める。

非常に安心できる空間である。境内は小さな庭園のようで、美しい。

美しいものを見ると心が洗われる。これもパワースポットのひとつではなかろうか。

というわけで、しばしの間、紫陽花でも愛でようではないか。というのも、拝殿に、訳ありげな先客(カップル)がいるからであるが。。。

拝殿・本殿

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二の鳥居をくぐり、拝殿前に立つ。奥から気持ちの良い冷気が流れ出てくる。これは気持ちいい。嫌な冷気ではなく、快い冷気、神気である。

二拝二拍手一拝。

と、神職が二人現れ、日例祭であろうか、火打ち石で様々な道具類を祓い清め、祝詞を奏上する。このような神事に巡り合えるとは、吉兆である。

茶臼山稲荷

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噂の茶臼山稲荷へと進む。ちょうど、本殿の真横に鎮座されている。

元々は茶臼山の頂上に祀られていたらしい。本陣壊滅の危機を救っていただいたということで家康によって現在地に移され、家康以降、代々の大阪城代からの信仰が厚かったと言われてる。勝負の神様起死回生の神様である。

この家康危機一髪の伝承からすると、商売繁盛だけではなく、勝負運や起死回生のご利益もあると思われる。

熊野第一王子之宮

IMG_20160620_095535こちらも、もともとは現在の天満橋付近、坐摩神社の場所にあった窪津王子。熊野三山詣はここから始まるとされた、その窪津王子を、この熊野第一王子之宮に合祀したもの。

黒龍社

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黒蛇神を祀った神社。黒龍は、海や闇を司る存在で、邪悪の化身とされることもあるが、こちらは、事業発展加護の御利益を求めている。三輪の大物主大神を重ね合わせているのだろうか。

このあたりから、パワーがビンビンと頭に響いてくる。

白龍社

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白蛇神を祀った神社。白龍は、空を飛ぶ速度が他の龍よりも格段に早いらしい。こちらも三輪の白蛇と重ね合わせて、事業発展加護の御利益を求めている。

太上神仙鎮宅霊符尊神

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「だじょうしんせん ちんたくれいふそんしん」と読む。

通称「ちんたくさん」。関西ではこのように、「さん」をつけて呼ぶことが多い。「堀越さん」「石切さん」「四天王寺さん」「三輪さん」「お稲荷さん」などなど、あげればキリがない。

祭神である「太上神仙鎮宅七十二霊符神」という長い名前の神様は、実は中国の神様。

紀元前、前漢の時代。ある貧しい村の貧しい家に、身なりのよい見知らぬ二人連れが訪れた。空腹だというので、ありあわせの粗末な食事を供した。ことのほか喜んだ二人は、これを祀りなさいと言って、72枚の御札をおいて帰った。それを大切に祀っていたところ、徐々に裕福になっていった。この二人連れは星神だったと言う。

このときの御札が、その後の全てのお守りや御札の元祖となったらしい。

星祭

春の「節分祭」では、屋敷の清め祓いをして星霊の種を撒く「星祭」を行う。

そして、七夕には星祭を七日七夜行い、七月七日の結願の日に大真西王母須勢理姫命だいしんせいおうもすせりひめのみこと)を勧請して、星霊の力により生命の復活再生を希う繁昌祭」を行う。

鎮宅さんは、天之御中主神であった!

ちなみに、「鎮宅霊符縁起集説」によれば、「鎮宅霊符神」は仏教では妙見菩薩、 神道では国常立命、或いは天之御中主神と同一とされる。

ここは星辰信仰の地なのである。これが、四天王寺を考える上で大きな意味を持つのであるが、それはまた後日。

パワースポット ご神木

「ちんたくさん」のとなりに「ご神木」が聳える。落雷や火災にも耐えた樹齢550年の楠木の巨木である。神霊の宿る樹、降りる樹とされ、「気力が落ちた」「疲れた」と感じた時にこのご神木にお願いするとパワーが授かると書かれてある。

巨木の前に立ち、黙禱。右側頭部の表面に軽い痺れが起こる。ジーンと。

堀越神社の御守り

全体的に堀越神社のお守りは可愛らしい。今回頂いて帰ったのは次の二つ。

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こけざるの梅

左側は「こけざるの梅」

陸上選手である娘が「コケないように!」ということで頂いた。

古代より「申年」の梅には神が宿るとか、薬になるなどと言われているようで、御守り袋の中には白い布に包まれた「梅の木」と「お札」が入れられている。1000円也。

桃守り

右側は「桃守り」。 

まだ稚い息子に「邪気がよりつかないように!」ということで頂いた。

桃には「邪気祓い」「厄払い」などの不思議な力があると言われている。古事記にも、黄泉の国から逃げ帰る伊弉諾尊が桃を三個投げつけて、追いかけてくる邪霊を退治するシーンがある。

お守り袋の中に、白い紙で包まれた「桃の木で作られた桃の実」が1つと「お札」が入っている。1000円也。

堀越さんの狛犬

そしてこれ!今回は頂いて帰らなかったのだが、いずれは頂きたいと思っている、、、

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なんとも可愛らしい「堀越さんの狛犬」が土製の鈴になっている。家の守りとして神棚にお招きしたい思っているアイテムである。一対で5000円也。

追記
先日、念願の狛犬を購入した。元旦の朝から自宅の神棚をお守り頂いている。

最後に

四天王寺七宮のひとつに数えられる堀越神社。聖徳太子が四天王寺を建立するにあたって、四天王寺の外護のために七つの神社を創建した、あるいは指定したとされる。

七宮とは、下記のとおり。

  • 堀越神社・・・四天王寺の裏鬼門の方角に相当する。
  • 河堀稲生神社・・・四天王寺の南東の方角に位置する。
  • 久保神社・・・四天王寺の東に位置する。
  • 大江神社・・・四天王寺の西に位置する。
  • 上之宮神社・・・四天王寺の鬼門の方角にあったが、大江神社に合祀された。
  • 小儀神社・・・四天王寺の東門前にあったが、大江神社に合祀された。
  • 土塔神社・・・四天王寺の南門前にあったが、大江神社に合祀された。

七宮については、もうすこし調べたい。別の記事で紹介したいと思う。

堀越神社 概要

  • 所在地  大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1−8
  • 電話番号 06-6771-9072
  • 主祭神  崇峻天皇
  • 創建年  不詳
  • 社格   村社
  • ご利益  一願成就、癒し、元気回復
  • 公式HP  www.horikoshijinja.or.jp/

堀越神社 アクセス

MAP

大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1−8

最寄り駅

  • JR環状線 天王寺駅 徒歩5分

駐車場

  • なし
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