白峯神宮|上京区|本当に効果あった!悪縁を洗い流し良縁とする神。白峰神宮はアスリートの聖地。護神
白峯神宮は、京都市上京区堀川今出川を東に入った飛鳥井町に鎮座する神社。
日本三大怨霊に数えられる「崇徳天皇」が祀られている。すなわち、極めて強力な祭神が祀られているということだ。
「蹴鞠」が有名で、昨今ではサッカーをはじめとする球技の守護神として人気がある。
しかし、忘れてはならない。崇徳天皇が祀られている神社である。
そして、もう一柱の祭神も、、、
白峯神宮について
白峯神宮の祭神
主祭神は、崇徳天皇と淳仁天皇である。
崇徳天皇
第75代天皇。平安末期の天皇である。
天皇でありながら、平将門・菅原道真と並ぶ「日本三大怨霊」に数えられ、酒呑童子・玉藻前(白面金毛九尾の狐)と並んで「日本三大妖怪」ともいわれる、正真正銘の祟り神である。
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淳仁天皇
第47代淳仁天皇は奈良時代中期の天皇である。
「淳仁天皇」という謚は、明治に入ってからつけられたもので、それまでは「廃帝」「淡路廃帝」とされていた。
つまり、歴代天皇に数えられていなかったわけだ。そう聞くだけで不遇の天皇であったことが容易に想像できる。
しかしながら、淳仁天皇の祖父が天武天皇で、祖母が天智天皇の娘。天武・天智の孫ということになる。すばらしい血統なのだ。
この素晴らしい血統が不幸の原因となる。
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天武・天智の孫という血統を、ある時は利用され、最後は警戒され殺された。そんな一生だった。
白峯神宮の創建
香川県坂出市にある崇徳天皇の埋葬地「白峯陵」の門前に、御影堂が建立され「白峯大権現」(崇徳天皇の神霊)が祀られたのが始まり。
江戸末期、孝明天皇が「崇徳天皇の神霊が異郷の地にあるのはよろしくない」と、京都に戻す勅令を出すが、ほどなくして崩御。
その後は明治天皇が引き継ぎ、飛鳥井家の邸宅跡地に社殿を造営し、御影堂から神像を移設し、ご神体として祀った。社名は「白峯宮」とした。慶応4年(1868年)のことである。
王政復古・明治維新というタイミングで、崇徳天皇を京に戻した理由とは、、、
「祟り神を祀り上げることで守護神とする」という御霊信仰。すなわち王城守護のために呼び寄せたということだろう。
明治6年に、同じく不遇の死を遂げた天皇「淳仁天皇」を合祀し、官幣中社となる。
昭和15年、官幣大社に昇格し「白峯神宮」と改名された。
白峯神宮のご利益
毎年7月7日に行われる精大明神例祭で、蹴鞠が奉納される。精大明神は「蹴鞠の守護神」。
よって「サッカーの守護神」。さらに発展して「スポーツの守護神」とされる。
しかしこれは、主祭神のご神徳によるものではない。
崇徳天皇・淳仁天皇から頂けるご利益は「祟り除け」あるいは「悪縁切り」に他ならないのである。
白峯神宮 参拝記録
堀川今出川の交差点を東へ100m。すぐに鳥居が見える。
この鳥居から境内に車を乗り入れることも可能だが、右横から神社の裏手に回り込むと駐車場があるので、そちらをお勧めする。落ち着いて参拝できる。
電車だと、地下鉄「今出川駅」を降りて今出川通りを西へ10分程度歩く感じ。
白峯神宮の鳥居と門
あいにく鳥居は修繕中。タクシーはここから境内に入っていく。
この日も修学旅行生たちが、いっちょまえにタクシーで乗りつけていた。
飛鳥井
この水は、枕草子に記されている9つの井戸の内の一つ「飛鳥井」。飛鳥井家の屋敷内に湧く井戸だから飛鳥井なのか、はたまた逆か、、、
地主神社(じしゅじんじゃ)
もともとこの地に祀られていた、この地を守る地主神を祀る社。よって、まずはこちらに参拝して、ご挨拶申し上げねば失礼にあたるのである。
- 精大明神(スポーツ競技上達の神、技能・芸能上達の神)
- 柊大明神(厄除・延命長寿の神)
- 今宮大神(家内安全・無病息災の神)
- 白峯天神(学業成就の神)
- 糸元大明神(織物繁栄・和装の神)
こちらの「精大明神」が「スポーツ上達の神」なのである。
蹴鞠の碑
地主神社で参拝したあと、この蹴鞠の碑の「玉」を1回だけ回すと上達のご利益がいただけるとのことである。
スポーツメインで参拝される方々は、必ず地主神社に参拝して頂き、次の蹴鞠の碑の玉をまわして頂きたい。
拝殿
外から想像していたよりも境内は広く、明るく感じる。
拝殿・拝所
両脇にサッカーボールや野球ボール、バスケットボールにゴルフボール、と様々な球体が奉納されている。中には有名選手の名前が書かれてある物も。
そんな中、お相撲さんの色紙が奉納されていた。ちょっと場違いな感じがしたが、それはそれでいいではないか。
しかし、あまりにもごちゃごちゃし過ぎて、厳かな雰囲気が無くなってしまっている。
二拝二拍手一拝。
鞠庭
本殿の隣にあるのが「鞠庭」。7月7日の奉納蹴鞠は、ここで行われている。
伴緒社(とものおしゃ)
源為義公と源為朝公が祀られている。保元の乱では崇徳上皇方に参加した武将だ。
武道、弓道の上達を望む人々の信仰を集めている。
潜龍社
昭和30年の御火焚祭りの斎行中に、火炎の中から出現した龍神を「潜龍大神」として祀ったとされる。
潜龍社の手水「笑い龍」
「笑い龍」は、コミカルでキュートな、笑っている龍の水口。
「笑いは心の常備薬。」とのこと。確かに。
潜龍社のご利益
こちらのご利益は、、、
- 家系にまつわる諸々の悪縁を水に流し良縁となす。
- 病気平癒・事業隆昌などの寿福長命。
と記されていた。
「家系にまつわる諸々の悪縁を水に流し良縁となす」これを見た私は、心動かされた。
私事で恐縮だが、、、
私の倫理にもとる願望によって起こした離婚調停。当然ながら難航していた。
そこで、崇徳天皇を祀る「安井金毘羅宮」で縁切り祈願を行ったのだが、その神力で奇跡的に離婚が成立。
しかし、子供たちとの縁も完全に断たれてしまった。もう10年以上会っていない。
ところがである。またしても奇跡が起こったのだ。
こちらに参拝した翌日のこと。その息子から突然の電話。就職が決まったとの報告だ。
そして、息子と10年ぶりに会うことになった。まさしく有難いことを起こしてくれたのである。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
白峯神宮の概要
- 所在地 京都府京都市上京区飛鳥井町261
- 電話番号 075-441-3810
- 主祭神 崇徳天皇・淳仁天皇
- 創建年 1868年(慶応4年)
- 社格 官幣大社
- 公式HP http://shiraminejingu.or.jp/
白峯神宮 アクセス
MAP
最寄り駅
- 地下鉄烏丸線「今出川」から徒歩10分
駐車場
- 境内の裏手にあり
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