鶴見神社|横浜|横浜最古の神社

2019年7月8日

鶴見神社は、横浜市鶴見区鶴見中央に鎮座する神社で、横浜から川崎までの神社の中で最も歴史のある古社といわれている。

境内からは、弥生時代後期の土器や貝塚などが発見され、さらには竪穴式住居跡や祭祀遺跡が発見されたことから、上古から人が居住し集落を形成し、祭祀が行われた神聖な場所であったことが伺える。

まさに鶴見の鎮守が鎮座するにふさわしい場所である。

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鶴見神社について

鶴見神社の祭神

ご祭神は、杉山大明神(五十猛命)と天王宮(素戔嗚尊)の2社が相殿の形で祀られている。

五十猛命

日本書紀において、素戔嗚尊の御子として登場する。

高天原を追放された素戔嗚尊とともに、新羅に降臨。その後、素戔嗚命とともに出雲に帰還。

帰還後は、大屋津姫命・都麻津姫命という2柱の妹神を引き連れて、日本国中に樹木を植える旅に出る。お蔭で、日本は緑に覆われた豊かな国となったのだ。その功績により、有功神(いさおしのかみ)とも称される。

最後に木の国(紀国)に降臨。現在、紀国一之宮「伊太祁曽神社」に祀られている。

素戔嗚尊

古事記によると、神産みにおいて伊邪那岐命が黄泉の国から帰還し、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で禊を行った際、鼻を濯(すす)いだときに生まれたとされる。

その直前に、左目から天照大御神、右目から月読尊が生まれており、これら三柱の姉弟を総称して「三貴子」と呼ぶ。

素戔嗚尊は乱暴者だったため、高天原から追放される。新羅を経て出雲に降臨し、ここから先は御存じの八岐大蛇神話へとつながっていく。

国津神のドンとして、今でも出雲に君臨しているのであろう。

中世あたりから、仏教の牛頭天王と習合。天王社あるいは祇園社という社名で全国各地に祀られた。

「祇園祭」で有名な京都の八坂神社も、かつては牛頭天王を祀る祇園社であった。

鶴見神社の創建

創建はなんと推古天皇の御代という。聖徳太子の頃。物部守屋、蘇我馬子などが活躍していた時代。剣をご神体として祀ったと伝わる。

かつては杉山神社と称されていた。となったときに、、、

  • 続日本書紀838年条に「武藏國都筑郡枌山神社預之官幣。以靈驗也。」とある。
  • 続日本書紀848年条に「奉授武藏國无位枌山名神從五位下。」とある。
  • 延喜式神名帳に「都筑郡一座 小 杉山神社」とある。

この杉山神社が当社であるという説もあるが、当社は都筑郡ではなく橘樹郡に属するため、論社の一つに数えられるが、「有力な論社」という位置づけにはならないようだ。

350年前、鶴見川の川上から天王社の神輿が当地に流れ着いた。それが今も伝わる鶴見神社大神輿である。おそらくは、これを機会に牛頭天王(素戔嗚尊)が祀られるようになったと思われる。

鶴見神社のご利益

五十猛命が木の神様であることからして、「林業、建設業、造船業の守護神」であり、「生命の源」でもある。また「五十の猛」であるからして「軍神」の側面も持つ。

素戔嗚尊は、牛頭天王であるからして「厄除け」のご利益があり、「病魔退散」「病気平癒」のご利益が頂ける。

境内社の鶴見七福神「寿老人」から「長寿」「家庭円満」のご利益も頂けよう。

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鶴見神社 参拝記録

京浜東北「鶴見駅」を下車する。「京急鶴見」でも一向に構わない。この両駅の間にあるバスターミナルから、JR線沿いに川崎方面に歩くのである。

思えば、このJRの何本も敷かれているレールのどれかが、まさに日本初の鉄道「新橋~横浜」に敷かれたレールなのだろう。

そうこうするうち、鳥居が見える。

最新式の手水舎。手をかざすと見ずが出る仕組みである。

私は、溜まっている水を豪快にすくって使いたいタイプの人間であるがゆえに、少しく頼りなく感じるのである。

狛犬

岩山の頂上で吠える狛犬。ジャングル大帝レオの様相だ。勇ましくてよろしい。

拝殿

中で、七五三のご祈祷が行われていたため、正面からの撮影は遠慮申し上げた。

二拝二拍手一拝。

直線的は屋根が私の好みである。千木は外削ぎであって欲しかった。

拝殿から幣殿

ご祈祷が終わった。内部を撮影させていただいた。実にシンプルである。

本殿

千木が内削ぎで、鰹木が5本と奇数である。陰と陽が混在した形だ。

境内社

拝殿・本殿の右手に、末社がずらりと並んでる。

手前から、簡単にご紹介申し上げよう。

大鳥神社

祭神は日本武尊か天之日鷲命であろう。開運と商売繁盛がご利益か。

稲荷神社

祭神は宇迦之御魂神であろうか。ご利益は五穀豊穣・商売繁盛である。

中町稲荷、上町稲荷、三家稲荷の3社を合祀。

秋葉神社

秋葉神社には、秋葉大権現が祀られているのだろう。現在では加具土命になっているやもしれない。

いずれにしても、火災除けの神である。

関神社

祭神は「咳・風邪除けの神」とか。戦前は杓子が大量に奉納されていたという。

風邪のような咳ではなく、労咳(結核)の咳止めを祈願する人々が多かったのではないかと想像する。

祖霊社

清明宮

安倍晴明を祀る、、、ではなく、三島由紀夫命と森田必勝命を祀る。平成22年に創建されたばかりらしい。

清明とは、で三島由紀夫の好きな文芸誌の名称だったらしい。

寿老人

七福神の一柱「寿老人」を祀る社。鶴見七福神に指定されている。

もちろんご利益は「延命長寿」と「家内安全」。

富士塚

本殿の裏に、火山岩を積み上げて作られた富士塚がある。その頂上には富士浅間神社が鎮座する。

鶴見神社 概要

  • 所在地   神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目14−1
  • 電話番号  045-501-4122
  • 主祭神   五十猛命、素戔嗚尊
  • 創建年      推古天皇の御代
  • 社格   村社
  • 公式HP     なし

鶴見神社 アクセス

MAP

神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目14−1

最寄り駅

  • JR京浜東北線「鶴見駅」徒歩7分
  • 京急本線「鶴見駅」徒歩7分

駐車場

  • あり(無料)