地鎮祭しました!準備編 「地鎮祭の吉日の選び方」と「神社とのやりとり」をまとめました!
私事で恐縮なのだが、新築一軒家を持つこととなり、去る7月吉日に地鎮祭を行った。
一般市民には、一生に一回あるかないかの一大イベントであるからして、その一部始終をここに記しておきたいと思う。どなたかの参考にでもなれば幸いである。
普通、建築業者が準備をしてくれるのだが、私がお願いしている業者のスタンスが、「弊社は地鎮祭や棟上式を行いません。される場合はお客様のほうで全て手配して行って下さい。」というものだったので、すべて自分の判断で行った。
いい思い出になったと思う。
地鎮祭とは
家屋やマンション、事務所、工場など、建物を建設する際に、氏神様にその土地に建物を建てることのお許しを乞う神事である。また、土地を祓い清め、工事の安全を祈願するという側面も持つ。
地鎮祭の日どりを決める
いくつかの適した日と、いつくかの適さない日がある。これらを総合的に判断して決定するわけだが、調べると様々なことが書かれているため、「これじゃ、出来る日がないではないか!」ということになりがちである。取捨選択をする勇気が必要であろう。
以下、私が日取りを決定するに至った流れを紹介しておく。あくまでも、私はこう決めたという事例である。間違いがあるかもしれないので、必ず暦で確認していただきたい。
まずは、暦を用意する。
私は神宮神発刊の「高島式暦」を毎年購入している。この暦に「×」や「○」をつけることで、善い日を浮かび上がらせていく作業を行うのである。 |
初めに、悪い日を消していく作業を行う。
① 土用の期間の日付に「×」をつける。優先度1位。
春:4月17日~、夏:7月20日~、秋:10月20日~、冬:1月17日~ の、各18日間を土用といい、土を犯す行為や殺生を忌む期間となるので、地鎮祭には適さない。 |
② 下記の暦注に「×」をつける。優先度2位。
三隣亡、不成就日、十方暮。これらは何をしても凶とされている。 |
「×」の付いていない日の中から適する日を選ぶ作業となる。
③ 十干十二支による吉日に「○」をつける。
甲子、申辰、甲午、乙卯、乙酉、乙亥、庚子、庚辰、庚午、庚戌、辛丑、辛亥、壬申、癸巳、癸酉、癸亥が、地鎮祭の吉日とされる。 |
④ 十二直による吉日に「○」をつける。
満、平、執、成、納、開が吉日と、私は判断した。 |
⑤ 最後に、仏滅と赤口だけに「×」を入れる。これは、どうでもいい感じである。
もしこの時点で「一粒万倍日」や「天上天一」などの大吉日が生き残っていればラッキーな人である。そこを選ぶといいだろう。まず、残ってこないと思うが。。。
候補の日時は、2~3個用意しておくことをお勧めする。
神職さんの手配
地鎮祭は、その土地の氏神様にお願いするのがよい
日取り候補が決定したら、お好きな神社へ行って地鎮祭の申し込みを行う。
基本的には、その土地を司る氏神様がよいと思う。氏神様に勝るものは無いというのが、私の考え方である。
氏神様がわからない場合は、各都道府県の神社庁に問い合わせる。しかし氏神様の神社に神職さんが常駐されていない場合が多いので、結局は近隣の神職さんがいらっしゃる神社に赴くことになる。
「祓い」や「方除け」の霊験があらたかとされている有名神社でもよい
もちろん、方除けで有名な神社であったり、お祓いで有名な神社であったりしてもいいと思う。私の主観では大阪の住吉大社、堺の「方違神社」、八尾の「恩地神社」、京都の「城南宮」であろうか。清めの砂で有名な奈良の「大神神社」もいいだろう。各国の一之宮でもいいと思う。
要は、気持というか、自分自身が納得できればいいのである。
社務所で申し込み
社務所か御守授与所に行き、「地鎮祭をお願いしたいんですが。。。」と言えば、日程を確認される。意外と神社って忙しく、神事が重なる場合がある。必ず別の候補日も準備しておきたい。
住所はしっかりと確認しておく
そして、新居の住所。これはちゃんと調べておくことをお勧めする。
私の場合、本当は○○町3丁目なのに「2丁目だったと思うんですけど。。。」と間違って伝えてしまったので、本番の祝詞でも「○○町2丁目に~住まえる~」と奏上されてしまった。大失態であるが、これもいい思い出になろう。
神饌は神社にお願いするといい
さて、日程が決まれば、コースを選択する。コース?と言っても私がお願いした神社の場合は、2種類だが。
祭壇のみ準備する3万円コースと、神饌も準備してもらう5万円コースだ。
神饌と言っても菓子折りとかではなく、「酒」「米」「塩」「水」はもちろんのこと、「生魚」「芋類」「昆布」などなど、様々な山の幸・海の幸を取りそろえるのである。これは素人には無理。5万円コースで商談成立である。
テント設営業者の手配
神社に紹介してもらうのがよい
盛り土、四方の竹、椅子、テントなどを設営してくれる業者を探すことになる。ネットでもいいが、私は神社に紹介してもらった。そうすると、ある程度細かい打ち合わせは神社と業者で行ってくれるからだ。
テントと紅白幕、そして椅子は必須
設営もいくつかのコースがある。大きな違いはテントの有無と参列者の人数。1万5千円から3万円程度であろう。
絶対に雨が降らない保障があればテント無しでもOK。しかし神職さんは嫌がる。万一雨が降ると、神聖な祭壇や装束が濡れて汚れてしまうからだ。私たち参列者も困ることになる。
テント有り・紅白の幕ありで発注することとする。3万円也。締めて、8万円の出費となった。
このようにして、準備は整った。あとは、本番当日を待つのみである。
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