小網神社|東京日本橋|強運厄払い・銭洗い弁財天。金運・長寿のパワースポット

2016年10月20日

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東京都中央区日本橋小網町。ビル街の一角鎮座する、非常に小さな神社である。

小さくはあるが、「強運厄払い」の神様として、地域の人々のみならず全国から信仰を集める霊験あらたかな神社だ。

また、以前の水天宮の記事にも記したが、日本橋七福神に選ばれており、平日でも参拝者が途切れることはない。

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小網神社について

小網神社 概要

  • 所在地   東京都中央区日本橋小網町16−23
  • 電話番号  03-3668-1080
  • 主祭神  倉稲魂神
  • 創建年   文正元年(1466年)
  • 社格   なし
  • 公式HP   http://www.koamijinja.or.jp/index.html

小網神社 アクセス

MAP

最寄り駅

  • 東京メトロ日比谷線「人形町」徒歩5分
  • 都営浅草線「人形町」徒歩7分
  • 東京メトロ半蔵門線「水天宮前」徒歩10分

駐車場

  • なし

小網神社の創建

今からおよそ千年前のこと。

「恵心僧都」が、この地に観音様と弁天様を安置した庵を建てた

のが、そもそもの始まりである。

時がたち西暦1466年、その庵のあたりで疫病が流行。人々は困り果てていた。そんな時に、一人の網師の翁が網に掛かった稲穂を持って、この庵に現われ、数日を過ごした。

ある晩。当時の庵主の枕元に庵の開基である「恵心僧都」が立ち、「この翁を稲荷大神として祀りなさい。そうすれば疫病は鎮まるであろう」と告げた。翌朝、翁は忽然と姿を消していたのだが、庵主も村人も翁を稲荷大明神として祀ることにした。神社を創建し日夜祈願を続けるのである。

そのかいあって、やがて疫病は鎮まりもとの塀さを取り戻したのだった。

小網神社の祭神とご利益

倉稲魂神(うかのみたまのかみ)

稲荷大神である。五穀豊穣、商売繁盛のご利益がいただけるとされる。

市杵島比売神(いちきしまひめのかみ)

弁財天と習合した、宗像三神の一柱。女神である。財宝、芸能の神とされるが、もともとは航海の守護神である。

福禄寿(ふくろくじゅ)

七福神の一神。道教では南極星の化身とされる。道教の三徳を具現化した神で、「幸福」「封禄」「長寿」のご利益がある。

道教で言う「幸福」とは実の子に恵まれるという意味。すなわち「子宝」である。「封禄」は財宝、「長寿」は健康を伴った長寿のことを言う。

強運厄払い

以下のようなことから、小網神社のご利益には「強運厄払い」が加わるのである。

関東大震災の奇跡

大正12年9月1日。東京を未曾有の大地震が襲った。関東大震災である。直下型地震の威力は凄まじく家屋のほとんどが壊滅。火災も発生。旧東京市の44%が焼失。死者の90%は火災によるものであったらしい。

もちろん社殿も倒壊し火の手が迫る。当時の宮司が「稲荷大神」や「弁財天」等の御神体を抱え、火の手を避けるべく近くの新大橋に避難した。

そこへ周辺地域の人々が大挙して避難してきたが、混乱もなく、また新大橋自体も落ちずに、大勢の人が助かったといわれている。

第二次世界大戦の奇跡

第二次世界大戦の際のことである。戦地へ赴くことになった氏子の出征兵士達に対して行った執り行った「出征奉告祭」に参列して「御守」を受けた兵士は、なんと全員が無事に生還したという。全員である。

東京大空襲の奇跡

昭和20年3月10日、米軍によって、東京下町地区を中心に過去に例を見ない大規模な爆撃が行われた。いわゆる東京大空襲である。被災者はこの日だけで100万人を超えたといわれる無差別攻撃であった。

抵抗できない市民に対して頭の上から爆弾を投下するわけだから「大量虐殺」とも言える。私自信には戦争の体験は無いが、母親から話を聞くことがあった。凄惨を極める状況であっただろうことは想像に難くないのである。いや想像以上なのかもしれない。

話を元に戻そう。

この東京大空襲のとき、なんと社殿を含む境内建物は戦災を免れたのだ。奇跡である。

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小網神社 参拝記録

日本橋蛎殻町の水天宮から小網神社へ向かう。スマホのグーグルマップで場所を確認すると非常に近いことが分かったので、徒歩で向かう。歩くこと10分程度だろうか。途中に看板も設置されていたので迷うことなく到着した。

全景

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いつもなら、一の鳥居から順を追って紹介するのだが、鳥居から拝殿までの距離わずか5メートル。外からすべてが見えるのである。これだけなのである。小さいが綺麗である。

確か、以前に参拝したときは本殿の真横、今よりもっと奥に、こじんまりとした社務所があったと記憶している。左の白い社務所棟も改築か建替えしたのだろう。結構、羽振りがよさそうである。

手水舎

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鳥居をくぐると、左手に手水舎。非常にきれいである。

福禄寿

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手水舎の前に福禄寿さん。小さい。じゃがまないと手を合わせることができない大きさである。
なんともいいお顔をされている。こちらまで微笑んでしまうではないか。

神道は基本、偶像崇拝は無い。という意味では神仏習合の名残であろう。

拝殿

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柱の上部に「龍」の彫刻が施されているのが見えるだろうか。この彫刻も人気の一つであるらしい。

昇り龍と降り龍。強運をもたらす龍神である。

錢洗い弁財天

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本来は「万福舟乗弁財天」(市杵島比売神)である。その台座が「錢洗い井」。人呼んで「錢洗い弁財天」。こちらが小網神社の二之宮となるのだそうだ。

この台座も新調ではないか?以前はしゃがんで洗った記憶がある。また、もっと趣きがあったように異国しているのだが。。。

ともあれ、昨今の参拝者のお目当ては、この「錢洗い弁財天」のご利益ではないだろうか。いや、絶対にそうである。

こちらにおかれているザルに小銭を入れて水で洗い、その小銭を財布に入れて使わずにおくと金運がアップするという。

私も以前、「宝くじ」を洗った。万全を期すため袋から出して洗った。ちょっと乾かすのに苦労したが、その苦労のかいもなく。。。

しかし、高額当選者も出ているらしいので、粘り強く頑張ろうではないか。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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