三輪神社|奈良|間違いない神社

2020年6月30日

三輪神社は、奈良市疋田町にある神社。

30年前、奈良市をテリトリーとして仕事をしていた。宝来から菖蒲池方面に車を進める時はいつも、この道路沿いの鳥居を目にしていた。

鳥居の奥はいつも暗くて、いったい中はどうなっているのだろう、、、と思いながら通ったものだ。

今日ついに、その30年越しの思いを遂げるときがやってきたのである。

駐車場はなさそうだ。少し手前の田圃際に車を止めよう。少しの間だけだ。申し訳ない。

鳥居

おお、近づくと案外と大きな鳥居だ。そして境内は綺麗に整えられている。これは氏子さんたちが掃除をしてくれているからだ。

ここは間違いなさそうだ。

神橋

内参道を進むと、山際に川が流れている。神社の周囲を囲むように流れる川は得てして水質がよろしくないのだが、、、ここは綺麗な水で、結構な速さで流れている。

うん。ここは間違いないに違いない。

では鬱蒼とした森に突入である。

内参道

外から見た暗がりの中に入ると、意外や意外、明るい。木漏れ日が美しい。

左の森から涼しい空気が流れ込んでくる。清々しいではないか。

やはり、間違いなさそうだ。

拝殿

こちらも思っていたよりも大きく立派な拝殿だ。

中央の屋根が少しばかり張り出しているのだろうか。微妙な湾曲が綺麗だ。また大きく開いた入り口の鴨居の逆向きの湾曲との絶妙のバランスが心地よい。

もう、間違いなく、間違いない。

では拝殿の中に入ろう。

拝殿内には三輪神社の神額と、その横に白蛇の絵馬が飾られている。

当社は、三輪山の麓にある大神神社(おおみわじんじゃ)の分祠と伝わる。大神神社のご祭神は三輪山に鎮まる大物主神だ。であるからして、当社のご祭神も大物主神となる。

白蛇の絵馬が飾られる理由は、古事記や日本書紀に蛇に姿を変えた大物主神の神話が登場することから大物主神は蛇神であるとされているからだろう。

二拝二拍手一拝。

格子から中を覗いてみよう。

さらにむこうにも格子があり、全然見通せない。

回り込んでみよう。

ご神木の杉

瑞垣の中は結構な面積があるが、社殿は無い。あるのは注連縄を施された杉が1本。

この杉が神の依り代となるのだろう。となれば、背後の神奈備山をご神体と仰ぐ、古代祭祀の原型がここにもあると言えそうだ。大神神社と同じである。

ここでも。左の斜面から噴き出す冷気が気持ちよい。

間違いなく神聖なる場所であることを確信した。

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最後に

三輪神社を後にして菖蒲池方面に進むと、急な坂道の上に「蛙股池」があり、その池の畔に「菖蒲池神社」が鎮座する。

そこから見た三輪神社の神奈備が、画像中央の小山である。

あの山とこの池とでは、かなりの高低差があるので、山の頂上部のみが見えているとお考えいただきたい。

「蛙股池」と「菖蒲池神社」については、別の記事でご紹介しようと思う。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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三輪神社 概要

  • 所在地  奈良県奈良市疋田町2丁目
  • 電話番号  0742-45-3576
  • 主祭神  大物主神
  • 創建年    不詳
  • 社格   なし
  • 公式HP   なし

三輪神社のアクセス

MAP

最寄り駅

  • 近鉄奈良線「あやめ池駅」徒歩15分

駐車場

  • なし 

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