木嶋坐天照御魂神社|蚕ノ社|三柱鳥居の謎に迫る!京都最古級の名神大社は浄化のパワースポットであった!

2018年9月30日

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蚕の社

木嶋社には、本殿域に本殿と並んで「東本宮」とも呼ばれる社がある。「蚕養神社」だ。通称「蚕の社」

祭神は、養蚕・織物・染色の祖神とのこと。

 

「蚕養神社」が存在するがゆえに、木嶋社をもって、養蚕・織物・染色をこの地に根付かせた秦氏由来の神社であろうとされるわけだ。

しかし、具体的な神名は明らかにされていない。

「萬栲幡媛命」とする説が一般的なようだが、蚕の起源と言えば「保食神」、織物の神と言えば「天萬栲幡媛命」、染色の神と言えば草木の神でもある「鹿屋野比売神」。あたりであろうか。

古代、太陽が昇る東を尊ぶ考え方があった。となると、蚕養神は天照御魂神より上位に祀られたということになるのか。

パワースポット 元糺の池

本殿の西側に、「元糺の池」なる神池があった。あったというのも、20年ほど前に、湧泉が枯れてしまい、今では池は無くなってしまっているのだ。

ものもとは「糺の池」と呼ばれていたが、嵯峨天皇の御代に下鴨神社境内に遷して以降、「元糺の池」と称されるようになった。

 

今でも夏期第一の土用丑の日には、地下水を汲み上げて池を満たし、手足を浸すことで無病息災を祈る信仰が続いている。

ちなみに、発掘調査の結果、本殿域の東側、すなわち本殿を挟んで反対側にも同じような泉が複数あったようだ。そして石積みの遺構も発見されている。

この神域は大量の水が湧き出るパワースポットだったのである。

枯渇した現在でも、三柱鳥居の神秘的なフォルムと相まって、パワースポット感を醸し出している。

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木嶋坐天照御魂神社 三柱鳥居

さあ、木嶋社で最も神秘的な造形物「三柱鳥居」。本当に神秘的である。近づくにつれてドキドキ感が高まる。

これは、是非とも見て頂きたいと思う。

元糺の池の奥に円形の池が設えてあり、その中央に小石が積み上げられ、頂点には御幣を刺し込まれてある。「神座」だ。

神座を中心にして、三本の柱から成る三つの鳥居が組み合わされ、正三角形を形どっている。

 

神社の由緒書きには、「この神座は宇宙の中心であり四方から拝するように建立されている」「景教の遺構との説もある」と書かれている。

四方から?

正三角形なのだから三方じゃないの?もう一方とは?

しばらく考えた。そして出した答えは、、、

真上。天空である。あながち間違いじゃなさそうな気がするのだが。。。

日読みの祭祀?

さて、奈良県の田原本町八尾に「鏡作坐天照御魂神社」がある。

ここは日読みの聖地であるという。「立冬・立春」に三輪山の山頂から日が昇る

また、そこから少し北の石見には同じく「鏡作神社」があり、そこは「冬至」に三輪山から日が昇る

おそらくは、冬至が重要視された時代には石見で、中国暦が導入され「立冬・立春」が重要視されてからは八尾で、それぞれ日読みの祭祀が行われたのだろう。

ここも天照御魂神を祀る神社であるがゆえに、まずは日読みの場所であろうと考えるのが自然である。

そこで、この三柱鳥居がある場所と日の出の方角を検証してみると、、、と大層に書いたが、ネット上に溢れかえっている。。。

  • 冬至の日の出・・・「高塚山」(山科の東に聳える山)
  • 冬至の日の入・・・「松尾山」(秦氏の拠点)
  • 夏至の日の出・・・「比叡山」(京都の鬼門)
  • 夏至の日の入・・・「愛宕山」(比叡山に並ぶ信仰の山)
  • 春分・秋分の日出・・・「大文字山」を含む「如意山」(東山連峰の最高峰)
  • 春分・秋分の日の入・・・「鳥ケ岳」(嵐山の最高峰)

まさしく日読みに最適な場所と言えよう。

 

一般的に、この地から見る「冬至」の日出は「稲荷山」とされている情報が多いのだが、南東方向に30度の線を引くと「稲荷山」の北を通ってしまう。稲荷山を含む山地という意味なのだろうか。。。

三柱鳥居は、遥拝所?

しかし、神社の由緒書きの「この神座は宇宙の中心であり四方から拝するように建立されているに立脚しよう。

それぞれの鳥居の前に立ち神座や角を通して、遥拝するべき対象物を探してみると、、、

秦氏ゆかりの何かがあるはずなのである。検証してみた。

  • 南面の鳥居から北を拝す・・・秦氏の先祖を祀る「双ケ丘の古墳群」を遥拝することになる。
  • 北東面の鳥居から南西を拝す・・・本拠地「松尾大社」と、「日埼峯古墳群」を遥拝することになる。
  • 北西面の鳥居から南東を拝す・・・「鳥戸野の陵墓群」を遥拝することになる。

下の図を参照

 

このように、秦氏の祖先を祀る古墳や陵墓がある場所を遥拝できる。

ちなみに、南東の方角には、遠く志摩国の「伊射波神社」がある。鎮座地の近くには「加茂川」が流れ、「加茂町」「松尾町」などがある。そして「加茂神社」が複数存在する。

松尾大社の先には、四国最高峰の「石槌山」がある。

次に、三柱鳥居の柱の部分に立ち、神座・鳥居を通して礼拝した場合、その先には何があるのか。

秦氏ゆかりの何かがあってほしい。

  • 南西角から北東を拝すると・・・「下鴨神社」と「延暦寺」を遥拝することになる。
  • 南西角から北西を拝すると・・・「愛宕神社」と、亀岡の「松尾神社」を遥拝することになる。
  • 北の角から南を拝すると・・・賀茂氏の本拠「葛城一言主神社」を遥拝する。

下の図を参照

 

このように、秦氏・賀茂氏に縁の深い聖地を遥拝できるようになっていると推察する。

ちなみに、愛宕山の先には「隠岐ノ島」があり、比叡山の先には諏訪大社下社がある。偶然だろうか。。。

三柱鳥居は、天体観測所?

想像がどんどん膨らんでくる。

かつて私は、「寝屋川市太秦にある”細屋神社”は、秦氏の星信仰の基地である!」という主旨の記事を書いた。それを思い出したのである。

あの鳥居の中心(神座)から天空を見上げた時、何を拝することができるのか?

天の川や様々な星座を観測できると考えたのである。これが前述の「四方から拝する」の最後の一つとつながってくる。

 

基本ビビリの私は、夜にあの場所に立つ勇気は持ち合わせていない。。。だから何が見えるかは分からない。

他にも「日時計にも使える?」などと考えながら、三柱鳥居を後にするのである。ここは楽しい。

木嶋坐天照御魂神社 稲荷社ワールド

境内に入って左側、幼稚園の裏に当たる場所に、複数の稲荷社が祀られている。

この橋を渡ると、稲荷社ワールドなのだ。

橋を渡って、正面に鎮座するのが「白清社」である。

パワースポット 白清社

石室の中に祠が設けられ、そこに祀っているようだが、とてもじゃないが入れない。

何かが押し寄せてくるような感覚である。

勇気を振り絞って近づく。

▼石室の中

案外、明るい。が、強烈な霊気に圧倒されて、やはり中には入れない。ここまでで勘弁頂きたい。

この稲荷社は、秦氏ゆかりの「天塚古墳」石室内に祀られていた稲荷神であるらしい。古墳の発掘調査で発見され、秦氏ゆかりの木嶋社に遷座したとのこと。

ところが、元の古墳に戻すよう託宣があり、現在は元の天塚古墳にも祀られているという、霊力の高い稲荷神である。

▲白清社の右奥の稲荷社

▼白清社の手前に鎮座する稲荷社2社

この稲荷社ワールドは、木嶋社の神域にあるのだが、全く空気が異なっている。異様な雰囲気がある。

木嶋社には近寄りがたいとおっしゃる方がおられるが、この稲荷社ワールドが原因なのかもしれない。

葵?

さて、稲荷社ワールドから無事に生還した私は、少し境内参道を散策した。

そして発見したのが、この葵である。 葵? ちがう?つわぶき?

実は、わからないのである。なんか違う気がしてきた。。。

やっぱり違うらしい。。。

以上で、木嶋坐天照御魂神社のレポートを終わることにする。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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