貴船神社①|本宮|運気上昇と病気平癒のパワースポット「貴船のご神水」でパワーチャージ!
貴船神社は、鴨川のはるか上流の山中、鞍馬川の支流「貴船川」のほとりに鎮座する神社。
式内社の名神大社であり、二十二社の下七社に数えられる、国家レベルの災害時に国家として祈願を行う神社とされた霊験あらたかな古社で、全国に450社以上ある貴船神社の総本社である。
見どころ感じどころが多いので、3回に渡って紹介していこうと思う。
貴船神社について
貴船神社「本宮」 概要
- 所在地 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
- 電話番号 075-741-2016
- 主祭神 高龗神(闇龗神)
- 創建年 不詳
- 社格 名神大社・二十二社・官幣中社
- 公式HP http://kifunejinja.jp/index.html
貴船神社「本宮」 アクセス
MAP
最寄り駅
- 叡山電鉄鞍馬線「貴船口駅」徒歩30分 バス乗り換えだと5分程度
駐車場
- あり(有料)
貴船神社の創建
創建は不詳だが、伝説の一つによると、
「貴船大神が年の丑の月の丑の日に、天上より貴船山中腹の鏡岩に天降りた」 |
また社伝によると、
18代反正天皇の御代に神武天皇の母神である玉依媛命が出現し、「常に雨風を司ることで国を潤し土を養いましょう。また民草の願いには福運をもたらしましょう。だから私が乗る船が止まった所に祠を造りなさい」といって、黄色い船に乗って淀川から鴨川、さらに貴船川を遡ってこの地に上陸した。よってここに、水の神を祀った。 |
この伝承は、現在の奥宮の場所に造営された創祇期の話。
ちなみに、この玉依媛命は下鴨神社摂社の河合神社の主祭神である。
貴船神社の祭神
貴船神社は、貴船川の下流から順に「本宮」「結社(中宮)」「奥宮」の三つの宮で構成されている。
- 本宮の祭神は、高龗神(たかおかみ)
- 奥宮の祭神は、高龗神(たかおかみ)もしくは闇龗神(くらおかみ)
- 結社の祭神は、磐長姫命(いわながひめ)
高龗神・闇龗神
「龗」は龍や蛇の類を指す古語。すなわち龗神(おかみのかみ)とは龍神。
古事記によると、
伊邪那岐命と伊邪那美命の神生みで最後に生んだ火の神によって、伊邪那美命は身を焼かれ亡くなった。悲しんだ伊邪那岐命は火の神を十握剣で断ち切った。その血から成った神が「闇龗神」である。 |
一方、日本書紀では、この時に生まれた神を「高龗神」としている。
よって、高龗神と闇龗神は、同一神であると言われている。しかし一説では、高龗神は山に降る雨を司る「龍神」で、闇龗神は谷に降る雨を司る「龍神」であるとも。
いずれにしても、生物が生きる上で欠くことのできない「命の水」を司る神、いわば命の根源神である。
奈良の大和神社の摂社である「高龗神社」の強烈なパワーを思い出すと、少し怖い神様であるという印象は否めないのである。心して参拝頂きたい。
磐長姫命
こちらは、結社の記事にてご紹介しようと思う。
貴船神社「本宮」 参拝記録
貴船神社までの道程は遠い。カーナビをセットして向かう。このエリアにはもう一つの強力なパワースポットがある。鞍馬寺だ。今回は貴船神社に参拝すると心に決めてきた。分かれ道を左へ曲がり、一路貴船神社へ。
本来であれば、一の鳥居から徒歩でアプローチしたいところだが、ここから徒歩で登るには身重の妻には難しかろうと思い、今回はドライブスルーさせてもらう。
ゆっくりと、貴船川のせせらぎを耳にしながら、その風情ある風景を楽しんでいただきたい。夏は床が出ている。
先斗町の床とは異なり、床のすぐ下は清流だ。山中でもあるので、夏の夜は結構涼しいであろう。
貴船川沿いの料理屋さんや旅館が立ち並ぶ一角に有料駐車場。500円也。一台分だけ空いていた。すかさず止める。
もっと奥に駐車場があったような気もするが、こういう場所ではササッと止めてしまうに限る。そうしないと止められなくなる可能性があるからだ。
さて、貴船神社「本宮」は貴船川の左手斜面を少し登ったところにある。
あったあった。二の鳥居である。
二の鳥居
ここからスベスベのきれいな石段が伸びている。今日は雨上がり。滑りやすので気を付けなければならない。
すると妻の大きな叫び声が!マズイ!転んだか!と思いきや、大きなミミズを発見しただけであった。周囲の参拝客も、妻の大声にビックリ仰天である。
先が思いやられる。。。
ミミズは見ないことにして、階段を上る。本殿前である。
本殿
こちらの本殿も、人が多いためかパワーを感じることができなかった。修行不足。
桂のご神木
本殿前にそびえるのは、桂の「ご神木」である。
多くの桂の木が束になって空に向かってまっすぐに伸びて、上空で枝葉が四方に広がる。
大地のパワーが噴出しているように見えるそのさまは、まるで昇龍の化身のようである。
ここは「勢い」を感じる。まさしく「運気昇龍」のパワースポットである。
病気平癒のパワースポット「ご神水」
本殿前の石垣の隙間から滾々と水が湧き出している。「ご神水」である。「湧水」であるがゆえに大地のパワーが噴出する場所すなわちパワースポットなのである。
「湧水」であるがゆえに水温は年間通して一定である。残暑の折に参拝したのだが、冷たくて超気持ちがいい。
実はこの水、万病が治るといわれているフランスの「ルルドの泉」と同じ波動を持つ水だとか、汲み置きした水が一年間ものあいだ変質しなかったとか。。。
そいういうことはよくわからないが、良質の水であることは間違いない。
なぜ間違いないのか。それは美味だったからである。
では、奥宮へ進もう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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