大国魂神社|東京府中|「癒し」と「縁結び」のパワースポット!!
さあ、ここから回廊で囲まれた本殿エリアと、その回廊の外側を取り巻くように鎮座する、たくさんの境内社をご紹介していくこととなる。
本殿エリア
拝殿
これが、大国魂神社の拝殿。なんとも重厚な拝殿である。権現造風の外観だが、本殿は流造で独立している。
この奥で、ご祈祷が行われていた。ひっきりなしに行われている。おそらくは安産祈願であろう。
二拝二拍手一拝。天津祝詞奏上。
本殿
東京での仕事の成否を神様に伺ってみた。「神様のお答えは、今から引くおみくじで教えてください」と。
おみくじを引く。なんと44番。あまりいい数字ではないぞ。
44番の引き出しを開けておみくじを取り出す。
末吉!
末吉の割には、結構いいことが書かれてある。いいことというのは、教訓という意味。こうすればいいよと助言を頂いた格好だ。
このように、おみくじを引く前には、神様にちゃんとその旨を宣言しないと意味がないのである。
さて、殿に向かって右側の回廊に出入り口があり、そこから鳥居が見える。
境内社群
住吉神社、大鷲神社
住吉神社
摂津国の「住吉大社」からの勧請。
祭神は、底筒男命、中筒男命、表筒男命である。
ご神徳は多岐に渡るが、伊弉諾尊の「禊払」であらわれた神々であるがゆえに「厄払い」、神功皇后の三韓征伐を守護した神々であるがゆえに「海上安全」「勝負運」が顕著である。
大鷲神社(おおとりじんじゃ)
和泉国一之宮「大鳥大社」からの勧請。
祭神は、大鷲大神とされている。きっと、日本武尊と大鳥連祖神(=天児屋根命)であろう。
ご神徳は、武運の守護神であり、現在では、特に関東では「酉の市」が行われるように、招福開運・商売繁盛の神として信仰されている。
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祓戸
この社殿の左手に、結界が張られた空間がある。
おそらくは祓戸であろう。神職さんが特別な神事を行う前に、身を清める場所である。
東照宮
東照宮は、言わずとしれた「徳川家康公」を祀る神社である。東照宮と言えば、金がふんだんに使われ、色彩鮮やかな社伝を思い浮かべるのだが、こちらは朱色のみで落ち着いた雰囲気だ。
大銀杏
ちょうど本殿の南西角に大銀杏が聳える。
この銀杏の根元に蜷貝(にながい)が生息していて、母乳が出ない時にこの蜷貝を煎じて飲むと乳の出が良くなる、という言い伝え。
巽神社
本殿の辰巳の方角にあるため、巽神社。
祭神は市杵島姫命。宗像三女神を構成する一柱で、仏教の弁財天と習合した。ご利益は、芸能・美容・財宝の神である。
松尾社
近隣の酒造家のために、京都の松尾大社より勧請。祭神は「大山咋神」。
酒造の神として祀られているが、別命「山王」と呼ばれるように、本来は山の神であり里の神でもある。
京都の東西にそびえる比叡山と松尾山に君臨する大神であることを忘れてはならない。
地元多摩地方の酒造家や府中に工場を持つビールメーカーの奉納品が飾られている。
さて、松尾社の左手に、水神社がある。
水神社
石の祠。その下の龍の水口から水が流れ出ている。
「飲む際は煮沸して下さい」という案内板がある。飲む事が前提となっている。すなわち、神水である。
まろやかな水であった。
祭神は、水波能売命。水を司る神だ。
のちに、瀧神社から加茂別雷命・玉依姫命・加茂別建角身命の分霊を合祀したという。この3柱は、上賀茂・下鴨の祭神である。
人形(ひとがた)流し
水神
社の裏手に「人形流し」がある。体についた穢れを祓う儀式である。
セルフで行う。セルフだから気兼ねなく行うことができる。
- 初穂料100円を賽銭箱に入れる。
- 一礼して、小麻を両手で持つ。
- 胸の中央で構える。
- 左、右、左の順で小麻を振る。
- 胸の中央に戻す。
- 一礼して、大麻を置く。
- 人形に名前を書く。
- 体の気になるところを人形で撫でる。
- 写真の小川に流す。
大麻を振ることなど、そうそうは無いだろう。いい経験だと思う。
流したあと、橋を渡って小川の回りを回ってみた。
これが、なんともいいのである。心地いいのである。癒しのパワースポットと呼んでいいだろう。いつまでもここに居たいと思わせる場所だ。
とは言え、いつまでも居られない。
とは言え、いつまでも居られない。
最後にもう一度、拝殿に戻って今日の御礼を申し上げて、退出することにする。
稲荷神社
大鳥居の横手に稲荷社が鎮座している。神戸(こうど)稲荷神社ともいう。神戸地区に祀られていた稲荷社であるとの事。
祭神は、宇迦之御魂神であろう。
最後に
これで、大国魂神社の参拝を終える。
大鳥居から入った瞬間から感じる癒しのパワーは、本殿・拝殿を経て、水神社裏の小さな庭園で最高潮に達した。
このようなすばらしい神社が大都会東京にあったとは!恐るべし「府中」と申し上げておこう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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