大国魂神社|東京府中|「癒し」と「縁結び」のパワースポット!!

2017年5月23日

京王線の府中駅を下車。駅の案内板に導かれ最適な出口から地上に降り立った。

そこから神社まで、欅の並木が涼し気な参道が伸びる。「馬場大門の欅並木」である。

ドン突きの交差点からは、樹齢何年であろうか、大木が2本聳え立とのが見える。

朝食を食べ損ねた私は、少し早い昼食をとることにした。

交差点で見つけた「大和家」という家系ラーメン店に飛び込む。「大和」と「大国魂」が結びついてしまったからである。

奈良に大和神社がある。主祭神は「日本大国魂神」(やまとおおくにたまのかみ)。いま一つマイナーなのだが、とんでもなく由緒のある神社なのだ。

大和神社の記事はコチラ!
➡ 大和神社|二十二社| 日本国土の守護神!摂社:高龗神社のパワーが凄い!

さて、こってり豚骨しょうゆ味、短めの中太ストレート麺、チャ―シューが3枚、のりが6枚、味玉子が2切れ、ウズラ玉子が1個。かなりのボリューム。こってり好きの私にはたまらない。

少し塩味がきついかも。と思いながら完食。美味しかったが、今、強烈な胸やけに襲われていることだけはお伝えしておこう。

そんなことはどうでもいい。

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大国魂神社 参拝記録

大鳥居と社標

大きく重厚な社標の存在感が凄い。期待に胸が膨らむ。お腹もラーメンで膨らんでいる。

鳥居をくぐり、参道を歩く。

やはり期待通りの空気感だ。癒し系の爽やかな風が流れている。平日でもこの賑わい。ひきつける何かがあるのだろう。

宮乃咩神社 (みやのめじんじゃ)

参道の途中の左手に「宮乃咩神社」が鎮座する。摂社だ。

祭神は「天鈿女命」。岩戸隠れ神話で、神懸りして裸で舞い踊った様が描写されている女神である。巫女の祖であり、日本最古の踊り子であり、芸能の女神である。

瓊瓊杵尊の天孫降臨の際には、道案内役として現れた猿田彦命と最初に絡んだ神で、猿田彦と結構したとの説から、ともに道祖神として祀られたり、子宝・安産の神、国際結婚の神として祀られることもある。

こちら「宮乃咩神社」のご利益は、演芸、子宝・安産である。

ちなみに、国際結婚の神とされる由来は、、、

猿田彦命は国津神。鈿女命が天津神。別々の世界に住んでいた神が結婚したからだと想像する。

柄杓の奉納

このように、安産を祈る柄杓がたくさん奉納されている。

よく見ると、柄杓の底には穴が開けられている。この穴は自分で開けるそうだ。開けるときに力余って底が抜ける場合もあるようで、底の無いものも見受けられる。

この柄杓は「穴あき柄杓」という。

柄杓の穴から水がスーッと出ていくが如く、お産もスーッと。。。という意味らしい。

ちなみに、八王子の安産祈願で有名な「子安神社」では、「穴あき」ではなく「底なし」である。

▼子安神社の記事はコチラ!(あとで見てね!)

宮乃咩神社  拝殿

緩やかな丸みを帯びた破風が、女神を祀るにふさわしい優美さを醸し出している。

手水舎

美しい水盤。水盤がきれいだと流れる水も綺麗に感じるものだ。気持ちよく使える。

しかし、美しいのは水盤だけじゃない。

こんな手水舎は見たことが無い。神仏習合時代の遺構ではないかと想像した。知恩院を彷彿とさせる。見事な彫刻である。さらに、、、

天井にも龍の彫刻が施されていた。我ながらよく見つけたものだ。。。

軍艦「多摩」戦没者慰霊碑

太平洋戦争時、戦艦「多摩」の戦没者を慰霊する碑が立つ。実は、前述の大和神社には、戦艦「大和」の戦没者慰霊碑がある。同じ匂いがする。

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隋神門内の様子

隋神門

手水舎を過ぎると、いよいよ隋神門である。

門の両サイド、ガラス格子の中に「豊磐間戸命」「櫛磐間戸命」という門を守る神様が配置されている。

豊磐間戸神と奇磐間戸神

この2柱の神は、天太玉命の御子とされている。天太玉命とは、岩戸隠れの時に勾玉や鏡を祭壇に飾り付けた神である。

そして、御子の豊磐間戸神と奇磐間戸神は、天照大御神が隠れた岩の戸を神格化した神であるともいわれ、御門の神として、もっぱら神社の参道や神門の両サイドに祀られることが多い。

隋神門の象

隋神門の門柱の上部に、このような彫刻物が取り付けられている。表裏の門柱に各1個ずつ。

これは、おそらくは象なのである。この鼻と牙は象以外にあるまい。

象と言えばインド。

ヒンドゥー教にガネシャという象頭を持った神がいる。成功、繁栄、平和を約束する幸運の神で、特に長い鼻で障害をなぎ倒してくれるとされ、厄除けの意味を持つようになった。

ここに取り付けられる理由はこれなのだろう。

さて、隋神門をくぐると、ひときわ神域感が増してくる。

亀石・鶴石

隋神門を入ったすぐの両サイドに、対になった岩(磐座なのか?)が置かれている。

「亀石」と「鶴石」だ。

この石からパワーが発散されていると言われているが、私にはわからなかった。

しかし、この光景はどこかで見たことがある。

そう。饒速日尊を祀り、極めて強烈な浄化のパワーを誇る「矢田坐久志玉比古神社」のそれと同じなのだ。

矢田坐久志玉比古神社の記事はコチラ!
➡ 矢田坐久志玉比古神社|石上神宮にも匹敵する、超強烈な浄化パワーと真実の癒しを体験! 

それはそれとして、このエリアでは、むしろこの木だろう。

樹齢はまだまだ浅いだろうが、この木の横に立つと、えもいわれぬ気持ち良さを味わうことができた。

神楽殿と宝物殿

どちらも美しいフォルムである。

中雀門

この門をくぐると、いよいよ本殿エリアに突入ということになる。おばあさんの仁王立ちがすばらしい。

次のページでは、本殿エリアと末社群をご紹介していく。

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