賀茂別雷神社|上賀茂神社|京都最古の神社で「立砂」の謎に迫る!

2017年3月29日

上賀茂神社には、多くの摂末社がある。

摂社(境内)

  • 片山御子神社(式内社/主祭神:玉依比売命)
  • 新宮神社(主祭神:高龍神)
  • 若宮神社(主祭神:若宮神)
  • 奈良神社(主祭神:奈良刀自神)
  • 賀茂山口神社(式内社/主祭神:御歳神)
  • 須波神社(式内社/主祭神:阿須波神、波比祇神、生井神、福井神、綱長井神)

摂社(境外)

  • 大田神社(式内社/主祭神:天鈿女命)
  • 久我神社(式内社/主祭神:賀茂建角身命)

末社(境内)

  • 棚尾社(主祭神:櫛石窓神、豊石窓神)
  • 川尾社(主祭神:罔象女神)
  • 橋本社(主祭神:衣通姫神)
  • 岩本社(主祭神:底筒男神、中筒男神、表筒男神)
  • 山尾社(主祭神:大山津見神)
  • 土師尾社(主祭神:建玉依比古命)
  • 杉尾社(主祭神:杉尾神)
  • 山森社(主祭神:素盞嗚神、稲田姫命、田心姫命)
  • 梶田社(主祭神:瀬織津姫神)

末社(境外)

  • 藤木社(主祭神:瀬織津姫神)
  • 白鬚社(主祭神:猿田彦神)
  • 百大夫社(主祭神:船玉神)
  • 鎮守社(主祭神:大国主神、少彦名神)
  • 福徳社(主祭神:福徳神)
  • 小森社(主祭神:水分神)
  • 半木社(主祭神:天太玉命)

これらすべてとご紹介するわけにはいかない。主だったものをご紹介できればと思う。

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本殿付近の境内社

川尾神社

楼門前から川沿いに少し東へに進んだところにある川尾神社。祭神は罔象女神水を司る神だ。

ここは重要 新宮神社

さらに進んで本殿の東に回り込んだ場所にある「新宮神社」

祭神は「高龗神」である。どこに対する新宮なのかというと「貴船神社」の新宮だという。

この神殿が鎮座する場所は、本殿と横並びの位置になる。通常は金網の張られた扉で閉ざされており、近くまで行くことは叶わない。

すなわち、主祭神との関係性という意味で、極めて重要な神であると言えよう。

賀茂別雷神の父親は高龗神?。またここでもつながってくるのだ!

須波神社

楼門まで戻り、川を渡った高所に鎮座するのが「須波神社」

祭神は、阿須波神、波比祇神、生井神、福井神、綱長井神。いわゆる坐摩神である

平安時代の宮中では神祇官西院で祀られたという、重要な神々である。

大阪の坐摩神社に祀られている。

縁結びのパワースポット 片山御子神社

紫式部も参拝したと伝えられる、縁結びのパワースポット「片山御子神社」通称「片岡社」である

こちらの片岡社は上賀茂神社の第一摂社として最重要視されている摂社。それもそのはず。「賀茂別雷神」の母神「玉依比売命」祀っているのだから。

母神という側面を持ちつつも、「主祭神に仕える巫女」の側面の方が強いかも。

御利益は、縁結びの他に、恋愛成就や子宝の御利益も頂けるという。源氏物語の挿絵が描かれたハート型の絵馬が所狭しと掛けられている。

鈴が特徴的である。巫女さんが神楽舞で持つ鈴だ。可愛い音が鳴る。

ちなみに、下鴨神社における縁結びの社は「相生社」である。

パワーの源 岩上

橋殿と御物忌川との間、本殿と玉橋を結ぶ線の延長線上に、しめ縄で囲まれた大きな岩がある。古代祭祀のあり様を今に伝える「岩上」である。

この土地の気の発生源で、強いパワーを持つ

賀茂祭(葵祭)には宮司この岩の上に蹲踞(そんきょ)、勅使と対面し、御祭文に対して神のご意志を伝える「返祝詞(かえしのりと)」を申す神聖な場所である。

太古御祭神が天降りされた秀峰神山は本殿の後方約2kmの処に在り、頂きには降臨石を拝し、山麓には御阿礼所(みあれしょ)を設け厳粛な祭祀が斎行されてきた。

この岩上は神山と共に賀茂信仰の原点であり、古代祭祀の形を今に伝える場所である。神と人との心の通路でもあり、「気」の集中する場所である。

引用:上賀茂神社 案内文

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渉渓園付近の境内社など

睦(むつみ)の木

渉渓園にそびえる「スダジイ」の木。一つの根から幹が何本も伸びていることから、

一つに結ばれた仲睦まじい家族を表しているという。家内安全を祈願したいご神木である。

願い石 (陰陽石)

渉渓園には、古く龍が棲む池があったといわれ、その池の底から出土したのが「陰陽石」

陰と陽が極まり融合した姿とされる。確かに2つの石が合体したかのような形状である。

この石の陰部分と陽部分を同時に両手で触れてから、そぐそばの川沿いに鎮座する賀茂山口神社に参拝すると願いが叶うという。

賀茂山口神社

賀茂山口神社は澤田社とも呼ばれる。式内社「賀茂山口神社」に比定されている古社だ。

祭神は御歳神。田の神とされる。スサノオ命の孫にあたる。

さて、奈良の小川沿いに出よう。

ならの小川沿いの境内社

奈良社

奈良の小川に背を向けて、贄殿北神饌所に向かって鎮座するのが「奈良社」である。

祭神は「奈良刀自神」(ならとじ)で、神に捧げる神饌を司る神だ。転じて料理飲食の守護神と言ってよいだろう。

奈良の小川ぞいに南に歩くと、今度は小川を向いて2つの末社が並んでいる。

山森神社

山森神社。祭神は、素戔嗚尊・稲田姫神・田心姫神。

病気を治す神様として祀られている。

梶田神社

梶田神社。祭神は瀬織津姫神で、下の病の神様として祀られている。

これで上賀茂神社の参拝記録を終わらせていただくこととする。

➡ 賀茂御祖神社(下鴨神社)① 糺の森で開運!相生社で縁結び!連理の賢木で子宝!下鴨神社は女性に嬉しいパワースポットの宝庫です!

➡ 賀茂御祖神社(下鴨神社)② 運気上昇と美容のパワースポットで女子力アップ!摂社の河合神社が熱い!

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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