石切劔箭神社|大阪|ほんとうに効果があった!がん封じ・病気平癒のパワースポット!木積家伝法の加持が神秘的!
さて、石切神社本宮には、南北二つの駐車場がある。北は道路幅が狭いため、初めて訪れる際は南駐車場をお勧めする。
当社の駐車場は、駐車料金が必要なのでご承知おき頂きたい。普通の参拝であれば、およそ300円ぐらいですむ。綺麗なトイレや休憩所が完備されているので、まずはトイレ休憩からスタートだ。
自販機や喫煙場所もある。
大阪の癌封じ 石切劔箭神社 参拝記録
絵馬殿
駐車場から本殿へ向かう道に、大きな「絵馬殿」がそびえ立つ。
屋根には、天に向かってそびえる剣と矢のモニュメント。石切劔箭神社を象徴している。
そして、絵馬殿の左右に「饒速日尊像」と「可美真手命像」が安置されている。
主祭神の像とは、いかがなものか。神道は偶像崇拝しないものと思い込んでいたので。。。
拝殿・本殿
絵馬殿をくぐって、鳥居から本殿へ。
社前にお百度石が15m程度の距離で2個設置されている。ここが、お百度参りの舞台となるわけだ。
いつもの通り、お賽銭を入れて鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼、天津祝詞奏上(小声で3回)、感謝と祈願、そして一礼。
摂末社
神武社
朱色の鳥居でお馴染みのお稲荷さんの隣に鎮座するのが「神武社」。
「磐余彦尊(後の神武)」が、この地で巨大な石を蹴り上げて東征の成否を占った、、、その石がご神体として祀られている
水神社
その向かい側の小さな池に浮かぶのは「水神社」。岡象女神と天水分神を祀っている。雨乞い、晴れ乞いの神様である。
私の子供の頃は、この池に沢山の亀がいた。
亀の甲羅に名前を書いてこの池に放つと願いが叶うといわれていたのだが、あの風習は無くなっているようだ。
少しく寂しく感ずる。
かわいい 祈り亀
と思いきや、、、
本殿横を通り抜けた先にある、コチラをご覧いただきたい。
石造りの祠の前に小さな池?プール?が設えられていて、その水の中にピンク色の小さな亀が並べられている。
このピンクの亀は「祈り亀」。お腹の部分が空洞になっている。そこに願いを書いた祈願書を入れて、プールに置くのである。なかなかに可愛いのだ。
先ほどの「甲羅に名前を書いて池に放つと、、、」のかわりに考案されたのでろう。
そして、願いが叶ったときは、上之社にある「お礼池」に、新たに購入した亀「お礼亀」を置くシステムが構築されているところが面白い。
なかなかもって、大阪らしい「商魂」を感ずるのである。
摂社: 穂積神霊社
かわいい亀さんの奥の赤い鳥居をくぐって進むと、「穂積神霊社」がある。
穂積氏とは、饒速日尊の後裔で物部氏の中でも格の高い一族のひとつと言われている。
崇神天皇の頃に、祖神である饒速日尊と可美真手命を、ここに祀ったのが穂積氏。以降、代々、一切の祭祀を取り仕切ってきた。
穂積氏のエピソード
日本書紀が編纂された頃の穂積氏の当主は、物部の誇りを持つ、気概性のある人物だったらしい。
古代の英雄”日本武尊”の妻に弟橘姫命という姫がいた。古事記では「日本武尊の妻」と記述されていたのだが、あろうことか日本書紀では「日本武尊の妾」に貶められていた。
その弟橘姫命の出自は、ほかならぬ穂積氏。
そんなことから、穂積の翁は大激怒。物部の誇りを胸に、一命を賭して天皇にクレームをつけたという。。。
神前の石
さて、この神前に丸こい石が3個並べられている。この石が何なのか、中央の石には「九頭神」と書かれているが、説明書きがないので、よくわからない。
皆さん一様に、撫でたり持ち上げたりしたあと、首をかしげている。全員が、よくわからないのだ。
ご利益は、病魔災難除け、学問向上とされている。
木積氏秘伝の加持祈祷
交通安全・七五三・厄払い・心願成就・地鎮祭や棟上など様々なお願い事を、神社やお寺で行ってもらう「ご祈祷」は、皆さんおなじみだと思う。
では、「お加持」となると、どうだろうか。
石切神社では、木積家に伝わる秘法(すなわち伝法)の「加持」を行ってもらえるのだ。これこそが、石切神社参拝の醍醐味といっても過言ではなかろう。
手順は、、、
崇敬会館で「御加持」と「ご祈祷」を申し込む申し込み書を頂く。
「祈祷殿」に入り、受付で祈願する内容を確認していただく。
横並びの椅子に座って順番を待つ。
一人ずつ小部屋に入っていく。少しずつ横にずれていく。(ラーメン屋の順番待ち風)
自分の番がくる。
小部屋に通される。
薄暗い。蝋燭が2本ゆらめいている。神秘的かつ幻想的である。少しく緊張する。
そこに椅子が置かれてあり、座るよう促される。
正面、一段高い場所に、装束を纏った神職さんが座っておられる。
なにやら呪文を唱えながら手印を結び、手刀を切る。
私を指差しながら呪文。白い布に向かって同じように呪文を唱えながら手刀を切る。
最後に、この白い布とお守りを頂き、渡り廊下通って本殿の拝殿に渡る。
本殿拝殿にて、何人かまとめて、ご祈祷頂く。
本当に、神秘的かつ幻想的である。
物部神道の真髄と言えよう。
先にも述べたが、先代旧事本紀によると、
饒速日尊は河内国の哮ヶ峰に降臨されたとき、「十種神宝」を携えていたという。この十種神宝とは、死者をも蘇らせることができる霊力を持つとされ、奈良県天理市にある石上神宮の祭神となっている。
これが饒速日尊から可美真手命に受け継がれ、物部氏発展の基礎となった。
言い換えれば「呪術」は物部氏のお家芸であり、その呪術が木積家によって代々受け継がれ、現在の「加持」につながるわけだ。
石切神社に参拝のおりには、一度、この「お加持」を体験していただきたい。強くお勧めする。
謎の大三角形
いろんなブログにも書かれているが、河内に鎮座する、三種神器の「剣」・「勾玉」・「鏡」を冠する神社、すなわち、ここ「石切劔箭神社」・八尾の「玉祖神社」・東大阪の「若江鏡神社」を結ぶと、ほぼほぼ正三角形になる。
まあ、あまたある神社であるからして、適当に神社を選んだら正三角形になったり、レイラインなるものが描けたりするわけだが、その3社の名称に明確な関連性があるとなると、少し興味がわくところである。
主祭神は、それぞれ違うようである。しかし、1,000年も1500年もの歴史をもつ神社であるら、その歴史の流れの中で、主祭神が変更されり隠されたりした可能性もあるだろう。
「百聞は一見にしかず」である。実際に訪れて、何かを感じ取って頂きたい、と思う次第である。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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