十種神宝|最強!十種祓詞と布留の言で起死回生の霊力を覚醒させるのだ!

2016年6月22日

十種神宝とくさのかんだからは、「古事記」「日本書紀」と並ぶ史書「先代旧事本紀」に、天璽瑞宝十種あまつしるしみずかからとくさという名称で登場する、霊力を宿した十種類の神の宝のこと。

その霊力はすさまじく、国家の隆盛も滅亡も操作できるほどの霊力が備わった神器であるとする。

石上神宮では、その神宝に宿る神霊を布留御魂大神ふるのみたまのおおかみとして神格化、祭神として祀り上げているほどだ。

先代旧事本紀によると、この十種神宝は、饒速日尊が天磐船で河内に降臨する際、天神御祖から授けられたものとされ、これを授けられた者こそが正統なる皇位継承者と成り得ると考えられる。

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十種神宝について

10種類の神宝の内容

10種類の宝とは、以下の通り。

  • 沖津鏡(おきつかがみ)
  • 辺津鏡(へつかがみ)
  • 八握剣(やつかのつるぎ)
  • 生玉(いくたま)
  • 足玉(たるたま)
  • 死返玉(まかるかへしのたま)
  • 道返玉(ちかへしのたま)
  • 蛇比礼(へびのひれ)
  • 蜂比礼(はちのひれ)
  • 品々物之比礼(くさぐさのもののひれ)

十種神宝の効力

十種神宝の使い方や効力を、下記にまとめておく。とはいうものの、詳細は伝わっておらず、想像の域を出ない。

沖津鏡

高い所に置く鏡。太陽の分霊とも言われる。裏面には掟が彫られている、いわば道しるべ。

辺津鏡

いつも周辺に置く鏡。顔を映して生気・邪気の判断を行う。フツと息を吹きかけて磨くことが、自己の研鑽につながる。

八握剣

国家の安泰を願うための神剣。悪霊を祓うことができる。

生玉

願いを神に託したり、神の言葉を受け取ったりするとき、この玉を持つ。神の言葉が心で聞ける。神と人をつなぐ神人合一のための光の玉。

足玉

全ての願いをかなえる玉。この玉を左手に載せ、右手に八握剣を持ち、国家の繁栄を願う。

死返玉

死者を蘇らせることができる玉。左胸の上に置き、手をかざして呪文を唱え由良由良と回す。

道返玉

ヘソ上一寸のところに置き、手をかざしながら呪文を唱える。悪霊封じ・悪霊退散。

蛇比礼

魔除けの布。もともとは、古代鑪製鉄の神事で、溶鋼から下半身を守るための前掛け。のちに、地から這い出して来る邪霊から身を守るための神器となった。毒蛇に遭遇したときにも使用する。

蜂比礼

魔除けの布。振ったり身を隠したりして、天空からの邪霊から身を守る。または、邪霊や不浄なものの上にかぶせて魔を封じ込める。

品々物之比礼

物部の比礼。ここに物を置くと品々が清められる。死人や病人をこの比礼を敷いて寝かせて、死返玉により蘇生術を施す。また魔物から、大切な品々を隠すときにも使う。

詳細は伝わっていないと申し上げたが、大阪市平野区喜連に鎮座する「式内楯原神社」には十種神宝の現物が祀られているという。

その真偽は定かではないが、こちらの由来書には「石上神宮から返還要求があったが断ったと記述されている。

十種祓詞、布瑠の言、ひふみ祓詞は、
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