保利神社|大阪|長居公園で行われる各種スポーツの戦勝祈願ならココ!
保利神社は大阪市住吉区長居東に鎮座する神社。通称「長居の宮」。
旧堀村と旧前堀村、すなわち現在の長居公園や長居東を氏地とする、地域の産土神である。
「保利」とは、村名の「堀村」や「前堀村」の「堀」を万葉仮名で書いたもの。かつてここには新堀城があったというから、その堀が村名の由来だろうか。
長居公園の南、住宅地の路地の奥にあるため、通りすがりに見つけるということはないだろう。
保利神社について
保利神社 概要
- 所在地 大阪府大阪市住吉区長居東1丁目14-17
- 電話番号 06-6692-0826
- アクセス JR阪和線・御堂筋線「長居」徒歩10分
- 駐車場 なし
- 主祭神 速素戔嗚尊、大己貴命
- 創建年 室町時代(伝)
- 社格 村社
- 公式HP なし
MAP
保利神社の創建
社伝によると、
創建年代は定かではないが、室町時代に周防守某なる者が本地に城を築いた時、城の守護神として勧請したという。
速素戔嗚尊を祀り、社名を「牛頭天王社」と称していたが、明治5年に「素戔嗚尊神社」に改称された。
明治45年には前堀村の吉山神社を合祀して、大己貴命を合わせ祀ったときに「祇園社」と改称。さらに村名を冠した「保利神社」に改めて現在に至る。
とのことである。
保利神社の祭神
というわけで、本殿に速素戔嗚尊と大己貴命を祀っている。
速素戔嗚尊
姉の天照大神、兄の月読尊と並び、三貴子と称される偉大な神。
しかし、姉・兄と違って粗野な荒ぶる神であったことにより、高天原から追放された。
新羅国に渡り苦労する。出雲に帰還して、八岐大蛇退治などの実績を積み「出雲王国」を立ち上げた。
その跡継ぎであるところの大国主命(大己貴命)が、さらに勢力を拡大していくことになる。
牛頭天王と習合。「牛頭天王社」あるいは「祇園社」という社名で全国の村々に勧請され「疫病除け」の守護神として祀られていくいことになる。八阪神社(祇園社)が総本宮となろう。
大己貴命
素戔嗚尊の娘「スセリビメ」と結婚して、素戔嗚尊の跡を引き継ぎ国造りを行った、国津神のドン。大国主命、大穴持命、八千矛神などなど、多くの神名を持つ。
時の天皇ですら大いに畏れたという、三輪山に鎮まる「大物主命」は、大国主命の「幸魂」「奇魂」であるとされる。
保利神社のご利益
氏子たちの子孫繁栄・家運上昇は言うに及ばずであろうが、
氏子ではない我々も素戔嗚尊の大いなる神力でもって疫病退散、厄災退散のご利益を頂けるはずだ。
また、大己貴命の神徳によって、縁結び、経営、戦勝、臨機応変などのご利益も頂きたいものである。
さらに、歯痛平癒のご利益がある末社があるという。
もうひとつ忘れてはならないのが、、、
氏地に長居公園を持つということからして、陸上競技やサッカーなど、長居公園で行われる各種スポーツの戦勝祈願は、こちらでされるとよいのではないだろうか。
保利神社 参拝記録
長居公園通を、喜連瓜破方面から住吉大社方面に走行しているイメージを持ってもらいたい。
湯里6を過ぎて、来来亭のある長居公園東口も過ぎる。次のローソンがある信号も過ぎる。
その次、サンコーフルーツという果物屋さんがある信号を左折(南へ)する。
150mほど進むと、右手に「ケアショップ ハル」が見える。「ハル」の向かい側にコインパーキングがるはずだ。そこに駐車しよう。
ケアショップ ハル
そこから西方向を見ると、奥の方に鎮守の森と鳥居が見えるだろう。
鳥居
ここは、境内の裏手に位置する。表に回ろう。
こちらが正面の鳥居ということになる。最も一般的な石造の明神鳥居である。
鳥居をくぐって再び神域へ。とても綺麗に整えられた境内である。朝6半の参拝であったが、既に打ち水が施されていた。
拝殿
鳥居の正面が拝殿。華美な装飾は無いが、清潔感があって気持ちのよい拝殿である。
二拝二拍手一拝。天津祝詞。
いつもはお願い事をしないのだが、今日は特別である。
というのも、氏地である長居公園で行われる陸上競技大会に娘が出場するのだ。この大会で3位内に入賞すると、近畿大会へ進むことが出来るとあって、父としてはお願いしないわけにいかないのである。
結果は、見事3位!
ありがたいことである。
本殿
本殿はガッチリと覆屋に収まっているため見ることが出来ない。それがまた、大切に扱われている様を表していて嬉しく思うのである。
境内社
保住稲荷社(歯痛止め)
本殿に向かって左手に稲荷社がある。この稲荷社が歯痛平癒に効果ありと言われている。
神宮遥拝所
本殿向かって右側に、内宮・外宮の遥拝所がある。
吉山神社
その隣に、吉山神社。前堀村からの合祀である。祭神は大己貴命。
鳥居の左右にも末社がある。
本殿から見て右側に鎮座するのが楠姫社。左側に鎮座するのが楠多摩社である。
楠多摩社
楠多摩社は、この大楠の神霊(男神)を祀るものか。。。境内は狭いが木々が大きく茂り、ここがイヤシロチであることを物語る。
楠姫社
楠姫社は、なよやかな楠の神霊(女神)を祀るのだろうか。
楠多摩社と楠姫社は、おそらく男女の対として祀られているものと想像する。
絵馬殿
絵馬殿も綺麗に整備されている。ゆっくり見たかったのだが、蚊に十か所ほど刺されてしまい我慢の限界を越えつつあったため、また後日とする。
力石
最後に、拝殿の側面に並べられているのが力石。関東の神社ではよく目にするが、関西ではあまり見ないのではないだろうか。。。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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