貴船神社③|結社|縁結びパワースポットの決定版!実は「祟り神」の昇華がなせる業かもしれない!!

2016年8月18日

貴船中宮_R

「本宮」では巨大ミミズとヨメさんにびっくりさせられたが、桂の「ご神木」から活力を頂き「ご神水」で健康を頂いた。

そして「奥宮」では、山から下りてくる「気」を体全体で感じることができた。

いずれも、そこには勢い・活力といったパワーが漲っていた。

さて、どこかで感じた「気」とよく似ている。。。そう。大神神社摂社の「狭井神社」である。狭井神社のパワーも活力・若返り・ハツラツがキーワードであった。

では、中宮とも言われる「結社」はどうだろうか。

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貴船神社「結社」 概要

  • 所在地   京都府京都市左京区鞍馬貴船町
  • 電話番号  075-741-2016
  • 主祭神  磐長姫命
  • 創建年      不詳
  • 社格   
  • 公式HP    http://kifunejinja.jp/index.html

貴船神社「結社」 アクセス

MAP

最寄り駅

  • 本宮から500m、奥宮から350m

駐車場

  • あり(有料)
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中宮:結社について

前述したが、貴船神社は本宮、中宮、奥宮の順に並んでいるが、本宮➡奥宮➡中宮の順に参拝しないといけないらしい

ルールに則って参拝しよう。

奥宮を後にして、「癒しのパワーロード」を3分ほど引き返す。この道は、ほんとうに癒される。

斜面を少し登ったところにあるのが「中宮・結社」である。「ケッシャ」ではなく「ゆいのやしろ」と読む。

結社の祭神

「結社」(ゆいのやしろ)の祭神は「磐長姫命」。ここ貴船神社では「縁結び」の神とされている。

天孫瓊々杵尊が大山祇神の娘である「木花開耶姫命」を娶るにあたって、大山祇神は姉の「磐長姫命」も同時に奉ろうとした。

しかし瓊々杵尊は、磐長姫命を気に入らなかったらしく、お返しになられた。 

磐長姫命は、これをおおいに恥じて「この地で縁結びの神として人々に良縁をむすんであげることにするわっ!」とおっしゃりお隠れになられた。

貴船神社HPより解釈

結社ご利益

縁結び

平安の女流作家「和泉式部」は、「夫の浮気をやめさせて自分のもとに返ってきて欲しい」と、この結社に祈願を行った。

そして見事に心願成就、夫は自分のもとに帰ってきた。これで、貴船神社の縁結びパワーは都中に知れ渡るようになったとか。。。

縁切りのパワースポットとも。。。

しかし、和泉式部の一節は、縁切りパワーともとれる。夫と浮気相手の縁を切る「呪詛」であったかも。

というのも、貴船神社のもう一つの顔が「呪詛」の神社でもあると言われているからである。

丑の刻、藁人形、呪い。。。「奥宮」周辺の森には今でも真新しい釘の跡が残っている。

丑の刻詣りは貴船神社の起源に由来する。

前述した「玉依姫命」の黄色い船伝説とは別の伝説によると、貴船神社は「丑の年、丑の月、丑の日、丑の刻に、貴船明神が貴船山に降臨したことを起源とする」とある。

よって、丑の刻に参拝して願掛けすると心願成就するのだとか。

このときに悪意を願掛けすると「呪詛」となり、結局、貴船神社は「呪詛場」のメッカとなってしまったという経緯があるようだ。ネット検索すれば、事例はいくつも出てくる。

さて前述の神話における磐長姫命の気持ちを想像してもらいたい。ここでは「これを恥じて」という表現にとどめられているが、本来であれば「羞恥」「嫉妬」そして「憎しみ」「呪い」に転じてもおかしくないのである。

実際、磐長姫命の父神「大山祇神」はこれを怒って、天孫以降の神に寿命を作る呪いを掛けた。(それまでの神に寿命なない)

結社は「祟り神」磐長姫命の呪いを封印する場所やもしれぬと思うのは、私だけであろうか。。。

もちろん「祟り神」は崇め奉ることで「昇華」され、逆に強力な「鎮守神」となる。菅原道真公のように。

よって、磐長姫命のご神徳が「強力」な「縁結び」であることを疑う余地はもはや無いのである。

縁結びのパワースポット「ご神木」

中宮:結社のかたわらに桂のご神木がそびえたっている。

P1000477_R

かつては、この根元付近には幸せを願う人々によって細長い草が結び付けられていたらしい。

現在は「結び文」という願いを書き込む紙を本宮で購入して、社脇の結び所に結ぶと願いが叶うといわれている。

こういうところが京都っぽい。さすがと言わせていただこう。

天の磐船

この付近には、「天の磐船」が設置されていた。

貴船磐船_R

山中で発見されたこの巨石を結社に奉納したとのことだが、何故ここに「天の磐船」なのか。なぜ「磐長姫命」に「天の磐船」なのか。「御料船」ということなのだが、理解しづらい。。。

最後に

それはそれとして、この結社はすごくいい気持になれる場所だ。奥宮とは違ったやさしい「気」である。

後で地形などを調べたところ、どうやら貴船山と鞍馬山を流れる龍脈の支流がこの「中宮:結社」に流れ来るようである。しかも、四方向から。もしかしたら奥宮よりも立地的にはいいかも。イヤシロチである。

一方「奥宮」は、貴船山の北にある貴船山より高い山と、鞍馬山の北にある鞍馬山より高い山からの気が流れ着く場所にあった。もちろんこちらもイヤシロチだ。

ちなみに、貴船山から南に向かって龍脈の本流をたどっていくと神山にたどり着く。また鞍馬山からの龍脈の本流も神山へ。さらに天ヶ岳からの龍脈も同じく神山へ。

その神山とは「賀茂別雷神」が降臨した神聖なる山、すなわち上賀茂神社の神奈備である。

神山にこれらの気が集結。そして一気に上賀茂神社へと流れ込む。恐るべし「上賀茂神社」。。。

無性に「上賀茂神社」を訪れたくなった。

貴船①貴船②貴船③

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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