亀戸水神宮|江東区|亀戸村の鎮守の神様
亀戸水神宮は、江東区亀戸に鎮座する神社である。社名の通り、水を司る神を祀る神社だ。
現在は、亀戸香取神社の宮司による兼務社となっているが、実はこのあたりが旧亀戸村の中でも最も歴史ある地域となっている。
亀戸水神宮について
亀戸水神宮 概要
- 所在地 東京都江東区亀戸4-11-18
- 電話番号 03-3684-2813(亀戸香取神社)
- 主祭神 弥都波能女神
- 創建年 享禄年間(推)
- 社格
- 公式HP なし
亀戸水神宮 アクセス
MAP
最寄り駅
- 東武亀戸線「亀戸水神駅」 徒歩5分
駐車場
- なし
亀戸水神宮の祭神
弥都波能売神を祀る。
弥都波能売神(みつはのめ)
水波能女神、罔象女神とも書く。伊邪那美命が火傷で苦しんでいるときに、尿から生まれた神である。
龗神(おかみのかみ)と同じく、水を司る女神の代表格である。本宮は吉野の丹生川上神社である。
亀戸水神宮の創建
亀戸村が本格的に開墾された頃、すなわち室町時代の享禄年間(1528-1532)、水害除けのために、丹生川上神社から勧請して祀ったのが始まりと伝わる。
昭和20年の大空襲で被災。永らく荒廃していたが、昭和35年に再建された。
亀戸水神宮 参拝記録
東武亀戸線の亀戸水神駅から西に向かって歩くこと150m。複雑な分かれ道に水神宮は鎮座している。
水神宮の鳥居
こちらもシンプルな神明鳥居。そして鳥居よりも立派な社標。
水神森の石碑
かつて水神宮の社叢は「水神森」と称された。明治の終わりごろまでは、巨木が鬱蒼と茂る森があったらしい。その記憶をとどめるために石碑が立てられた。
また、このあたりの農地は「水神耕地」と呼ばれていたとも。
この地域にとって、亀戸水神宮はこの土地の鎮守の神様であり象徴だったのであろうことが伺える。
社殿
小さな社だが、温かみを感じる雰囲気を持っていた。
現在の正式名称は「亀戸水神社」である。しかし、地域の人々は親しみを込めて「水神宮」と呼ぶのである。
明治から終戦までの国家神道時代において「神宮」の社号は、天皇あるいは皇族を祀る神社にしか使用できなかった。自由化した現代でも「神社庁」に属する神社は、その慣習を守っている。
二拝二拍手一拝
何を祈るでもなく、ただ、ここに来られたことに感謝するのみである。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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