春日大社 ③| 祓戸神社から本殿エリア 。「榎本神社」のパワーが凄く良い!

2016年11月5日

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前回の記事では、猿沢池のほとりにある境外末社「手力男神社」からスタートして、内参道を散策しながら、内参道最強のパワースポット「内侍道」入口をご紹介した。

今回は、二の鳥居をくぐって手水と祓戸神社で禊祓いを行ったあと、いよいよ本丸である本殿回廊エリアへと進むこととなる。

しかしここでも、本殿以上の気を放つ摂社を発見することとなるのである。

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禊祓い

伏鹿手水所

二の鳥居をくぐるとすぐにあるのが、「伏鹿手水所」である。

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鹿の水口となっている。元春日の枚岡神社も同じく鹿の水口であったが、こちらは二回りぐらい大きい。圧倒されるのである。いよいよ春日の神域に足を踏み込んだのだ、という感慨にふける場面であろう。

まずはこちらで手口を漱ぎ、身を清めよう。

祓戸神社

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手水所の左手に、朱色の鳥居と社がある。「祓戸神社」である。

祭神は、瀬織津姫神。大祓詞に登場する「祓戸大神たち」を構成する一柱で女神である。

「祓戸大神」あるいは「祓戸四神」は、伊弉諾尊が穢れを受けて黄泉の国から帰還した際、海中で禊を行ったときに生成された神の総称とされる。

それなりの規模の神社には、たいてい「祓戸社」や「祓戸神社」「祓所」がある。本殿に参拝する前に、必ず「手水舎」と「祓戸社」で罪や穢れを禊祓ってから参拝頂きたい

本殿に祀られている祭神は穢れを最も嫌うのである。「必ず」祓戸社に参拝頂きたい。

さて、禊祓いが完了したわけなので、本殿へと向かおう。

石灯篭の大行列

本殿への参道の両側斜面には、苔むした石灯篭が無数に乱立している。

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画像ではわかりにくいが、木漏れ陽と大小様々なフォルムの石灯篭が織りなすコントラストが、一種独特で神秘的な雰囲気を醸し出しており、神域が近いことを予感させるのである。

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回廊エリア

本殿エリアの回廊が見えてくる。心躍る瞬間である。と、左に上がる階段の先に、本殿の回廊に埋め込まれるように鎮座する「榎本神社」がある。

榎本神社 ☚おすすめ

公式HPには説明がない摂社である。

ここを素通りされる参拝者が多いのだが、「祓戸神社」の次は必ず「榎本神社」に参拝頂きたい。

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現在の祭神は、「猿田彦神」とされてるが、それは江戸時代以降のことである。

それまでは「巨勢姫明神」がこの地で祀られていたとされる。春日大社が創建される前までこの地を治めていた春日氏が祀った氏神である。

平城遷都まで、この地は春日氏の本拠であり、当然ここには春日氏の氏神が祀られていたということだ。

藤原氏が藤原京から平城京に本拠を移すにあたり、藤原京の「阿部山」に鎮座していた「武甕槌命」をこの地に遷座された。

藤原氏に押しのけらる形で「巨勢姫明神」が逆に「阿倍山」に遷座させられたという。その後、再びこの地にお戻りになったわけだが、藤原氏の権力をうかがい知ることができる伝承である。

鎮座地の交換である。そのようなことはよくあることらしい。

というような経緯を知りながら、そして、当時の春日氏一族の気持ちに思いを馳せながら、二拝二拍手。一拝。祈る。

大きく体が揺れる。その意味は私にはわからないが、大きなパワーを感じる。暖かいパワーだ。安心できる・落ち着けるといったスポットである。

何だか常に焦燥感にかられているという方、一度参拝されてはいかがだろうか。

ちなみに、明治維新までは「榎本神社」に参拝してから「春日大社」に参拝するのが慣習であったとのことなので、我々も古来の伝統に則って、榎本神社から参拝しようではないか。

南門

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回廊の内部に入る門、南門である。

門前の謎の石

南門の前に、一つの石がある。

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この石の正体に関しては、諸説ある。

  • 神の憑代として祀られた磐座であるという説
  • 赤童子(若宮の祭神)がここから現れたという「出現石」という説
  • 772年の落雷で落下した社額を埋納したとされる「額塚」という説

神社側でも詳細は分からないらしい。

幣殿・舞殿

団体旅行客が長時間にわたって陣取っていたため、撮影はあきらめた。公式HPを参照いただきたい。

現在の一般参拝は、幣殿・舞殿から参拝することになっている。拝殿ではない。ここから先へは進めないのである。よって拝殿の代わりと言えよう。「参拝所」と呼ぶ

代わりとはいえ、この幣殿・舞殿も国の重要文化財に指定されている、貴重な建築物である。

特別参拝

とはいえ、本殿近くから参拝したいのが人情である。そんな場合は、特別参拝を申し込むとよい。特別参拝は初穂料500円。これを納めると、さらに中に入ることができ、本殿すぐ手前の中門からの参拝が可能となるのである。もちろんそれだけではない。

私は、本殿はともかく、御蓋山の頂上「浮雲峰」を参拝するための「御蓋山遥拝所」が気になるのである。

なぜかというと、地理的に見て「御蓋山遥拝所」は、御蓋山の頂上「浮雲峰」から伸びる急峻な稜線の先端設置されている、すなわち、龍脈が平地に降りる場所「龍穴」である可能性がある場所と予想するからである。

が、しか~し!この日は特別参拝は実施していないとのこと。大ショックである。呆然と立ちすくす私であった。。。

次回に続く。。。

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➡  参拝記録・・・「春日大社」① 概略について

➡   参拝記録・・・「春日大社」② 猿沢池から二の鳥居まで

➡  参拝記録・・・「春日大社」③ 祓戸神社から本殿エリア

➡  参拝記録・・・「春日大社」④ 若宮15社めぐりと水谷神社

春日大社 概要

  • 所在地  〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
  • 電話番号  0742-22-7788
  • 主祭神  春日神
  • 創建年   768年もしくは710年
  • 社格   名神大社・二十二社・官幣大社・勅祭社・別表神社
  • 公式HP   http://www.kasugataisha.or.jp/

春日大社 アクセス

MAP

最寄り駅

  • 近鉄奈良線「奈良駅」徒歩20分

駐車場

  • あり(有料)