晴明神社|京都|イヤなことが続くなら晴明神社で厄払いがお勧め!清明じゃないよ。

2018年6月22日

清明神社は、京都市上京区堀川一条にある神社。平安時代の陰陽師「安倍晴明」を祀る。

安倍晴明と言えば、この鳥居にも掲げられている「五芒星」

境内のいたるところに五芒星があしらわれていて、陰陽師の神秘的なイメージと相まって一種独特な雰囲気を醸し出している。

清明神社は、五芒星の他にも、桃・水・桔梗など、あらゆるところに魔除け・厄除けの「まじない」が仕掛けられていると感じられる、浄化のパワースポットである。

イヤなことが続いたとき、清明神社に訪れてみてはいかがだろうか。

広告

清明神社について

清明神社 概要

  • 所在地    京都府京都市上京区 堀川通一条上ル晴明町806
  • 電話番号  075-441-6460
  • 主祭神      安倍晴明
  • 創建年      1007年
  • 社格   村社
  • 公式HP     https://www.seimeijinja.jp/

清明神社 アクセス

MAP

アクセス

  • 地下鉄烏丸線「今出川駅」徒歩で15分
  • 京都市バス「清明神社前」下車 徒歩2分

駐車場

  • なし

清明神社の祭神

安倍晴明公を祭神とする。

安倍晴明

安倍晴明は平安時代の陰陽師である。

神社によると「孝元帝(こうげんてい)の皇子・大彦命(おおびこのみこと)の御後胤」とあるが、出自ははっきりせず諸説ある。

諸説ある中で、安倍晴明の母は賀茂氏(あるいは秦氏)の出身であるという説は魅力的に聞こえる。

というのも、

安倍晴明は、陰陽師の宗家「賀茂家」の賀茂忠行・賀茂保憲の父子によって、その才能を見出され開花させていく。

そして賀茂保憲は、それまで賀茂家で独占してきた陰陽道の、暦道を息子に、天文道を安倍晴明に伝授した。これによって、安部家は賀茂家に並ぶ陰陽道の宗家となるのである。

いくら才能があるからと言って、既得権をやすやすと一族以外に分け与えるだろうか。

安倍晴明は賀茂氏の血縁であると思いたくなるのも当然だろう。

▼安倍晴明像

安倍晴明の霊力を示す逸話
  • 那智山の天狗を封印した
  • 一条天皇の病を清明の禊で治癒させた
  • 雨乞いの五龍祭を行い、雨を降らせた
  • 花山天皇の出家を察知した
  • 呪術でカエルをぺったんこにした
  • 家事一切を式神にさせていたため、門は自動で開閉した
  • 貴船神社で祈願して鬼と化した橋姫を封印した

などの逸話が残る。

清明神社の創建

安倍晴明没後のこと。1007年に一条天皇の命によって、一条戻り橋のたもとにあった清明の屋敷跡に社殿を造営し、安倍晴明稲荷神の生まれ変わりとして祀ったのが始まり

当時はかなり広大な神域を誇っていたという。

▼創建当時と現在の敷地

清明神社のご利益

  • 魔除け
  • 厄除け
  • 災難除け
  • 病気平癒

などにご利益があると、平安時代から信仰を集めている。

スポンサーリンク

清明神社 参拝記録

清明神社には駐車場がない。しかし神社の南側、堀川通に面してコインパーキングがあるので、そちらを利用されるのが便利であろう。

公共交通機関を利用する場合は、主要駅から京都市バスに乗って「清明神社前」を目指すことになろう。

しかし、地下鉄烏丸線の今出川駅から徒歩で15分もあれば到着するので、近隣の名所旧跡を散策しながら行かれるのもよろしかろうと思う。

今出川駅周辺と途中の名所旧跡と言えば、同志社大学、相国寺、京都御所、護王神社、白峯神宮などがある。

一の鳥居

堀川通に面して東向きに立つ鳥居。「五芒星」が光り輝いている。これは家紋「清明桔梗」でもある。

社紋を鳥居の額に掲げる神社は珍しい。そしてカッコよい。

一條戻橋(旧)

一條戻橋は堀川に架かる小さな橋。ここから100mほど南にある。平成7年に架け替えられた。

その先代一條戻橋の欄干を移設して、境内に再現したものがこれだ。

親柱の横には「式神像」が。「式神」は陰陽師が使う精霊

▼現在の一條戻橋はコチラ

二の鳥居

これが二の鳥居。

鳥居と社標の間に見える五芒星があしらわれた黒い門扉が、前述の「式神によって自動で開閉した」という門扉を再現したもの

もちろん今でも自動で開閉する。スゴイ。

清明井

鳥居をくぐったすぐ右に「清明井」がある。清明の念力によって開かれた井戸ということだそうだ。

水盤に刻まれた五芒星の中心から水が湧いていて、水切り口から流れ落ちる仕様になっている。

地面の円形の石には十二支の方位が刻まれており、毎年立春の日に、その年の恵方に向かって水が流れ落ちるよう、水盤を回転させるというシステム。

病気平癒のご利益があるとされる。

本殿・拝殿

明治38年に建て替えられた本殿・拝殿。参拝客が多かったが、拝殿前に立つと厳かで重厚な雰囲気を感じることが出来る。集中できるといった感じ。

厄除桃

この桃を触ると、知らず知らずのうちに身に付いた、まがごと・罪・穢れなどが祓われるという。

桃は古代から魔除けの霊力が宿っていると信じられ、古事記によると、伊邪那岐命から「意富加牟豆美命」(おおかむつみのみこと)という神名を贈られている意味は「大いなる神の果実」

齋稲荷社(いつきいなり)

本殿の右側に並んだ神殿は「齋稲荷社」かつて「斎院」に祀られていた稲荷神だから「齋稲荷」と命名されたらしい。祭神は「宇迦之御魂神」。

合わせて、「菅原道真公」・「地主神」を祀る。

よって、衣食住・学問・家内安全のご利益を頂ける

斎院とは、、、

上賀茂神社・下鴨神社に仕える「斎王」が世俗から離れて籠られた御所のこと。

桔梗の花

紫が美しい「桔梗」。境内のあちこちに植えられている。

清明は、魔除けの呪符として使う五芒星を、清明桔梗紋として安部家の家紋とした

さらに紫は魔除けの色で、高い位の僧侶は紫の袈裟を着用するのだ。

紫の花びらの中に浮かび上がる紫の血管。ゾクゾクっとするのは私だけであろうか。

まとめ

清明神社は、五芒星・桃・水・桔梗など、あらゆるところに魔除け・厄除けの「まじない」が仕掛けられていると感じられる、浄化のパワースポットである。

イヤなことが続いたとき、清明神社に訪れてみてはいかがだろうか。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

スポンサーリンク