晴明神社|京都|イヤなことが続くなら晴明神社で厄払いがお勧め!清明じゃないよ。
清明神社は、京都市上京区堀川一条にある神社。平安時代の陰陽師「安倍晴明」を祀る。
安倍晴明と言えば、この鳥居にも掲げられている「五芒星」。
境内のいたるところに五芒星があしらわれていて、陰陽師の神秘的なイメージと相まって一種独特な雰囲気を醸し出している。
清明神社は、五芒星の他にも、桃・水・桔梗など、あらゆるところに魔除け・厄除けの「まじない」が仕掛けられていると感じられる、浄化のパワースポットである。
イヤなことが続いたとき、清明神社に訪れてみてはいかがだろうか。
清明神社について
清明神社 概要
- 所在地 京都府京都市上京区 堀川通一条上ル晴明町806
- 電話番号 075-441-6460
- 主祭神 安倍晴明
- 創建年 1007年
- 社格 村社
- 公式HP https://www.seimeijinja.jp/
清明神社 アクセス
MAP
アクセス
- 地下鉄烏丸線「今出川駅」徒歩で15分
- 京都市バス「清明神社前」下車 徒歩2分
駐車場
- なし
清明神社の祭神
安倍晴明公を祭神とする。
安倍晴明
安倍晴明は平安時代の陰陽師である。
神社によると「孝元帝(こうげんてい)の皇子・大彦命(おおびこのみこと)の御後胤」とあるが、出自ははっきりせず諸説ある。
諸説ある中で、安倍晴明の母は賀茂氏(あるいは秦氏)の出身であるという説は魅力的に聞こえる。
というのも、
安倍晴明は、陰陽師の宗家「賀茂家」の賀茂忠行・賀茂保憲の父子によって、その才能を見出され開花させていく。
そして賀茂保憲は、それまで賀茂家で独占してきた陰陽道の、暦道を息子に、天文道を安倍晴明に伝授した。これによって、安部家は賀茂家に並ぶ陰陽道の宗家となるのである。
いくら才能があるからと言って、既得権をやすやすと一族以外に分け与えるだろうか。
安倍晴明は賀茂氏の血縁であると思いたくなるのも当然だろう。
▼安倍晴明像
安倍晴明の霊力を示す逸話
- 那智山の天狗を封印した
- 一条天皇の病を清明の禊で治癒させた
- 雨乞いの五龍祭を行い、雨を降らせた
- 花山天皇の出家を察知した
- 呪術でカエルをぺったんこにした
- 家事一切を式神にさせていたため、門は自動で開閉した
- 貴船神社で祈願して鬼と化した橋姫を封印した
などの逸話が残る。
清明神社の創建
安倍晴明没後のこと。1007年に一条天皇の命によって、一条戻り橋のたもとにあった清明の屋敷跡に社殿を造営し、安倍晴明を稲荷神の生まれ変わりとして祀ったのが始まり。
当時はかなり広大な神域を誇っていたという。
▼創建当時と現在の敷地
清明神社のご利益
- 魔除け
- 厄除け
- 災難除け
- 病気平癒
などにご利益があると、平安時代から信仰を集めている。
清明神社 参拝記録
清明神社には駐車場がない。しかし神社の南側、堀川通に面してコインパーキングがあるので、そちらを利用されるのが便利であろう。
公共交通機関を利用する場合は、主要駅から京都市バスに乗って「清明神社前」を目指すことになろう。
しかし、地下鉄烏丸線の今出川駅から徒歩で15分もあれば到着するので、近隣の名所旧跡を散策しながら行かれるのもよろしかろうと思う。
今出川駅周辺と途中の名所旧跡と言えば、同志社大学、相国寺、京都御所、護王神社、白峯神宮などがある。
一の鳥居
堀川通に面して東向きに立つ鳥居。「五芒星」が光り輝いている。これは家紋「清明桔梗」でもある。
社紋を鳥居の額に掲げる神社は珍しい。そしてカッコよい。
一條戻橋(旧)
一條戻橋は堀川に架かる小さな橋。ここから100mほど南にある。平成7年に架け替えられた。
その先代一條戻橋の欄干を移設して、境内に再現したものがこれだ。
親柱の横には「式神像」が。「式神」は陰陽師が使う精霊。
▼現在の一條戻橋はコチラ
二の鳥居
これが二の鳥居。
鳥居と社標の間に見える五芒星があしらわれた黒い門扉が、前述の「式神によって自動で開閉した」という門扉を再現したもの。
もちろん今でも自動で開閉する。スゴイ。
清明井
鳥居をくぐったすぐ右に「清明井」がある。清明の念力によって開かれた井戸ということだそうだ。
水盤に刻まれた五芒星の中心から水が湧いていて、水切り口から流れ落ちる仕様になっている。
地面の円形の石には十二支の方位が刻まれており、毎年立春の日に、その年の恵方に向かって水が流れ落ちるよう、水盤を回転させるというシステム。
病気平癒のご利益があるとされる。
本殿・拝殿
明治38年に建て替えられた本殿・拝殿。参拝客が多かったが、拝殿前に立つと厳かで重厚な雰囲気を感じることが出来る。集中できるといった感じ。
厄除桃
この桃を触ると、知らず知らずのうちに身に付いた、まがごと・罪・穢れなどが祓われるという。
桃は古代から魔除けの霊力が宿っていると信じられ、古事記によると、伊邪那岐命から「意富加牟豆美命」(おおかむつみのみこと)という神名を贈られている。意味は「大いなる神の果実」。
齋稲荷社(いつきいなり)
本殿の右側に並んだ神殿は「齋稲荷社」。かつて「斎院」に祀られていた稲荷神だから「齋稲荷」と命名されたらしい。祭神は「宇迦之御魂神」。
合わせて、「菅原道真公」・「地主神」を祀る。
よって、衣食住・学問・家内安全のご利益を頂ける。
上賀茂神社・下鴨神社に仕える「斎王」が世俗から離れて籠られた御所のこと。
桔梗の花
紫が美しい「桔梗」。境内のあちこちに植えられている。
清明は、魔除けの呪符として使う五芒星を、清明桔梗紋として安部家の家紋とした。
さらに紫は魔除けの色で、高い位の僧侶は紫の袈裟を着用するのだ。
紫の花びらの中に浮かび上がる紫の血管。ゾクゾクっとするのは私だけであろうか。
まとめ
清明神社は、五芒星・桃・水・桔梗など、あらゆるところに魔除け・厄除けの「まじない」が仕掛けられていると感じられる、浄化のパワースポットである。
イヤなことが続いたとき、清明神社に訪れてみてはいかがだろうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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