家宅六神|石土毘古神・石巣比売神・大戸日別神・天之吹男神・大屋毘古神・風木津別之忍男神

2017年10月29日

 


家宅六神は、日本の神話に登場する六柱の神の総称である。家に関する神として「家宅六神」と呼ぶ。

家宅六神の神名と神格

石土毘古神(いわつちびこのかみ)

石と土の神とされる。礎石と壁土ということになろう。

石巣比売神(いわすひめのかみ)

石砂の神とされる。小石だろうか。上の石土毘古神と男女の対ではないかと言われてる。

古史伝では、この二神は住吉三神の「上筒之男神」の別名であるとしている。また神名考では、石土毘古神は土を、石巣比売神は砂を司る神であるとしている。

大戸日別神(おおとひわけのかみ)

大戸=家の出入口。玄関の神だろう。

古事記伝では「大直毘神」(おほなおび)と混同された神であると解釈。神名考では、門の神の一つであるとする。

天之吹男神(あめのふきおのかみ)

吹く=屋根を葺く動作。よって屋根を葺く神。

古事記伝では「気吹戸主」(いぶきどぬし)と同神と解釈。神名考では屋上の神と解釈。

大屋毘古神(おほやびこのかみ)

葺き上がった屋根の神とされる。

災厄を司る「大禍津日神」と同一神である。

風木津別之忍男神(かざもつわけのおしおのかみ)

台風などから家を守る神とされる。

古事記伝では、「かざけつわけおしを」と読むとしている。また、「底筒男神」または大祓詞の「速佐須良比売」と同神としている。

 

さて、もうお気づきであろう。

本居宣長による古事記の注釈書「古事記伝」では、どの神も伊邪那岐命が禊を行った時に生まれ現れた、祓戸大神を構成する神々・大祓詞」に登場する神・もしくは住吉三神と同一神であると解釈されている。

神産みの最後に生まれる祓いの神々と、神産みの最初に生まれた神々が同じ祓いの神であると説くわけだ。

この件については、おいおい考察していくこととする。