恩智神社|祓いと運気上昇のパワースポットで運を切り開こう!八代龍王尊のパワーも凄い!
生駒山系の南端、高安山の山懐に抱かれるように鎮座する恩智神社は、河内之国を守護するために祀られた、日本有数の古社。河内国の二之宮とされ、「元枚岡」とも「元春日」と言われている。
こちらのご利益は「お祓い」と「運気上昇」という。やはり、、、という感じだ。
その理由とは、、、
恩智神社について
恩智神社 概要
- 所在地 大阪府八尾市恩智中町5丁目10番地
- 電話番号 072-943-7059
- 駐車場 あり 6台ぐらい
- 主祭神 大御食津彦命、大御食津姫命
- 創建年 470年
- 社格 式内社(名大社)河内国二之宮 府社
- ご利益 厄除け、方除け、交通安全
- 公式HP http://www.onji.or.jp/index.html
恩智神社 アクセス
MAP
最寄り駅
- 近鉄大阪線 恩地駅 約1km
駐車場
- あり(無料)
正面の石段の左の道路を上がり、境内横の駐車場へ。
恩智神社の祭神
現在の主祭神は、大御食津彦命と大御食津姫命である。
大御食津彦命は天児屋根命の五世孫で、食物を司る男神である。
大御食津姫命は大御食津彦命と対になる女神で、同じく食物を司る神。
社伝によると、なんと外宮の豊受大神の別名とのこと。
式内社の名神大社として、大干ばつの祈雨を執り行ったり、一条天皇の奉幣を賜わり、厄病、災難除けの祈願を成功させたことから、「大祓神事」が始まったとされている。
食物を司る神なのに、祈雨と祓いとは何故に?
恩智神社の創建
創建は、西暦470年ごろ(古墳時代の末期)と伝わる。
奈良時代になり、藤原氏によって再建されたとき、香取神宮から「天児屋根命」を勧請。
その後、枚岡神社へ、さらには春日大社へと祀られることになったため、枚岡神社とともに「元春日」といわれている。
中世までは、現在地から1kmほど西に鎮座していた。
がしかし、建武年間に楠木正成に味方した恩智神社社家出身の恩智左近公が、恩智城を築城するに当たって「城から神社を見下すのは不敬である」と、神社を城より上に遷座申し上げたという。
元鎮座地は、現在「頓宮」「御旅所」と呼ばれている。
このような小さな広場になっており、今は祇園社が祀られている。祭神は素戔嗚尊。
恩智神社のご利益
恩智神社といえば「身代わり人形」。人型の供饌を、罪穢を祓い清めて頂く身代わりとして神前に捧げて、一年間の無病息災、除災招福を祈る神事である。「祓いの神社」たる由縁だ。
境内には、「祓いと運気上昇にご利益あり!」なスポットが点在している。丁寧に参拝して頂きたい。知らず知らずのうちに身についた、罪や穢れを祓っていただいて、運気を上げたいものである。
しかし、食物を司る神なのに、「祓いと運気」とは何故に?
恩智神社の断層パワー
地理的に恩地神社を見てみると、実はここは、生駒断層の中でも、2本の並行する断層が最も接近するエリア。
「頓宮」が西側の断層に接しており、「現鎮座地」は東側の断層の上段にある。パワーが凝縮されているイメージ。さらに「現鎮座地」は、生駒山系から降りてくる4つの稜線(龍脈)の先端が集中する場所(龍穴)である。
このように、この恩智神社は強力な大地のエネルギーに満ちたパワースポットであると言える。
恩智神社 参拝記録
最寄駅は近鉄大阪線「恩智駅」である。ここから徒歩で向かうこともできる距離ではあるが、私は車で向かうのである。駅の横をすり抜けて山に向かって進むと、一の鳥居が見えてくる。
参道の様子
この先に、前述の「頓宮」があるが、ここでは割愛させていただく。
さらに登ること2分ぐらいだろうか。二の鳥居が現れる。
この二の鳥居の左手には、さらに上へ登る車道が続いており、恩智神社の無料駐車場がある。
気持ちのいい石段
いよいよ、神域に入っていくことになる。見上げるだけでワクワクする光景ではないか!
石段両脇の石灯篭を越えると空気が一変する。
爽やかながら、まとわりつくような厚みのある気。重たいという感じではなく、優しく包み込まれるような感覚。それでいて、涼やかでサッパリとした後味。
ワインのテイスティングコメント風にまとめてみた。
階段を登り詰めるころには、もう十分に癒されているはずだ。
振り返ると、こんな景色。美しい。
画像ではわかりにくいが、ずっと先のほうには大阪平野が見えている。
手水舎
手水舎の水口は「兎」である。兎の水口と言えば、関西では「住吉大社」「宇治神社」が有名だ。
「兎」と「龍」が恩智神社の神様の使いだそうだ。あちらこちらに、「兎」と「龍」があしらわれている。ちなみに、同じ元春日とされている枚岡神社の水口は「鹿」オンリーだ。狛犬も「鹿」であった。
枚岡神社の記事は、こちらから! ➡ ”元春日”枚岡神社(ひらおかじんじゃ) |
本殿への参拝の前に、境内社をぐるっと参拝したいと思う。
本殿右の境内社
橿原神宮遥拝所
拝殿右側の森の入口に「橿原神宮遥拝所」がある。橿原神宮への遥拝所は珍しい。
この鳥居をくぐって遥拝するべきか、鳥居の手前で遥拝するべきか、5秒ぐらい悩んだ。悩んだ末に、鳥居をくぐって遥拝した。「入りなさい」と聞こえたような気がしたからだ。。。
石段を昇るときに感じた「爽やか系」の気が、ここらあたりから変化する。「水」の気。雨上がりで湿気が多かったのもあるのかもしれないが、「水」の気配を感じる。
八代龍王尊
橿原神宮遥拝所の奥の方へ歩いていくと、「八代龍王尊」があった。近づくにつれてゾクゾクとしてくるが、悪いモノではなさそうだ。前に立つ。ここは、とても強い神気を感じる場所だ。思わずあたりを見回してしまうほどである。そしてここも「水の気配」が強いエリアだ。
皇大神宮遥拝所
引き返して、本殿の右側奥に「皇大神宮遥拝所」。丸く切り抜かれた部分を通して遥拝するのだろう。
本殿参拝記録
一旦戻って、拝殿へ。
金色の吊燈篭がゴージャスだ。この吊灯篭は、まさに春日大社と同じ仕様である。
二拝二拍手一拝。
拝殿の中では、今まさにお宮参りのご祈祷中である。迷惑を掛けないよう、柏手も少しばかり遠慮して打ち鳴らした。
拝所の左右に、「神龍」と「神兎」が設置されている。
神龍
神龍(しんりゅう)が持っている「玉」をなでる。開運・昇運のご利益があるそうだ。
神兎
神兎(なでうさぎ)は、無病息災のご利益。兎を撫でてから、自分の体をさする習わしである。
本殿
本殿は、主祭神の2柱を祀る王子造りの神殿が2社。
そして二つの中門の間、隙塀の前に神兎、その頭上に神龍がいらっしゃる。ちょっと見にくいが。。。
そして玉垣の中を覗くと、、、
天川神社
なんと「天川神社」という小さな社が主祭神の神殿に挟まれるように鎮座しているではないか。
要するに本殿玉垣内のド真ん中に鎮座しているのである。しかも、水の神様と書いてある!「水の気配」を感じた私。「我ながらスゴイ!」と、思わざるを得ない!偶然であろうが。。。(笑)
この天川神社、幕末・明治維新のころまでは、恩智神社の奥宮として天川山(尼川山)に祀られていたとのこと。水の神様・雨乞いの神様で、神名は春日辺大明神とのこと。
「平安時代には大干ばつの際に名神大社として、雨乞いの祈願をした云々・・・」の伝承から考えると、もしかしたら、当時の恩智神社は、天川山の「水の神様」の遥拝所的な役割もしていたのではないか?などと考えたりするのだ。
和歌山県海南市の藤白神社が、熊野三山の遥拝所的役割を果たしていたのと同じように。。。
本殿左の境内社
六社神殿
さて、水神社を発見した興奮覚めやらぬ私は、本殿左の摂社六社神殿へと向かう。
奥から、
- 天照大神社 (天照皇大神) 家内安全
- 玉祖神社 (櫛明玉命) 商売繁盛
- 蛭子神社 (事代主尊) 蛭子、水子守護
- 熊野神社 (熊野豫日命) 縁結び
- 安閑神社 (安閑天皇) 学業向上
- 住吉神社 (住吉大明神) 海上、交通完全
三輪神社・高安山遥拝所・愛宕神社
そして、山の斜面に「三輪神社」(右)と「愛宕神社」(左)。そして、その2社の間の斜面を見上げると鳥居がある。「高安山遥拝所」だ。
三輪神社は、言わずと知れた「大物主大神」で、厄除け・方除けのご利益があるとされる。愛宕神社は、「伊弉冉大神」を祀る。防火・鎮火のご利益がある。
藤白神社の記事はコチラ! ➡ 藤白神社 ”熊野聖域への入口” |
天児屋根神社
最後に、「天児屋根神社」。境内では別格。一番立派な摂社である。
天児屋根命とは、、、コチラの記事をどうぞ! ⇒ ”元春日” 枚岡神社(ひらおかじんじゃ)
閼伽井戸
最後に、閼伽井戸(あかいど)を発見した。
これは、不思議な井戸で、雨が降る前には赤茶色の水が湧き出すらしい。
赤い水が出るから「あかいど」と思ったのだが、それは間違いで、閼伽とは、仏教の言葉で「仏前に供える水」のことを言うらしい。功徳水ということであろう。
杭全神社の記事はコチラ ➡杭全神社 ”リラックスパワー全開!” |
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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