亀井戸水神社|高松市|日本最古級の上水道の水源がここにあった!

2018年9月3日

スポンサーリンク

亀井戸水神社は、香川県高松市鍛治屋町に鎮座する神社である。

高松随一の繁華街「瓦町」、県庁、市役所、国税局、中央公園などが建ち並ぶ、まさに高松市の政治経済の中心に鎮座している。

社名からもわかるが、この神社は「亀井戸を守る水の神様」である。亀井戸は、江戸初期から高松城下に飲用水を供給していた水源なのだそう。

亀井戸水神社の概要

  • 所在地   香川県高松市鍛冶屋町5番地7
  • 電話番号
  • 最寄り駅  琴電 瓦町駅から600m
  • 駐車場   なし
  • 主祭神      水波能売神
  • 創建年      1644年
  • 社格   なし
  • 公式HP     なし

亀井戸水神社の祭神

祭神は水波能売神である。

水波能売神(ミズハノメのカミ)

日本書紀では罔象女神(みつはのめ)、古事記では弥都波能売神(みずはのめ)、神社の祭神名としては「水波能売神」と書くことも多い罔象女神は、於加美神(オカミのカミ)と並ぶ、代表的な水の神である。

「みずはのめ」の「みずは」は「水早」と解釈した場合、水の出始め、すなわち「泉や井戸」などの「湧き水の神」とする場合があるので、亀井戸の守護のために祀るに相応しい神であろう。

亀井戸水神社の創建・歴史

1644年(正保元年)、水戸黄門でお馴染みの徳川光圀の兄にして高松藩初代藩主である松平頼重が亀井戸の神として創建。

2010年、区画整理のために一旦撤去され、2012年に少し南に移動して再建された。

亀井戸と上水道

亀井戸は、東西18m・南北32mの細長い、井戸というよりはプールのような貯水池であった。

さて、高松市の中央部には「石清尾山塊」(いわせおさんかい)という、標高200m前後の山々の集合体がある。この山塊西麓には120基を超す古墳が造営されており、石清尾山塊は古代の墓地といったところ。

そんな古墳時代から江戸時代初頃まで、高松市街を流れる現:香東川は、香川町大野付近で分岐し「石清尾山塊」の東西に分かれて流れ、それぞれ瀬戸内海に注いでいた。

東に分かれた流れは高松城下を北上することになるのだが、高松平野は山と海の距離が短いため、大雨時には河川の氾濫が頻発していたらしい。

1622年、城下での氾濫を防ぐために、伊勢藩主にして土木のプロ「藤堂高虎」から土木のノウハウを仕込まれたであろう伊勢藩家臣「西嶋八兵衛」によって、東側の流路を堰き止め、西側の流路に統一された。

これで城下での氾濫は一安心となるわけだが、そうなると今度は逆に、水源の確保が急がれることとなる。

というわけで、貯水池や井戸がたくさん作られた中の一つが亀井戸である。水が湧く穴の形が甕のようなので甕井戸。転じて亀井戸。

亀井戸がら湧きだす水は、地下に埋め込んだ上水道を通じて、高松城の南東エリア方面へ配られていた。他にも大井戸・今井戸など7か所の水源が城下に配れられていたらしい。

▼高松城下町屋敷割図より

このように、「水元(水源)」に石垣で補強された「桝」が形成されており、そこから取水線が北方向に伸びているのがわかる。

新井戸と書かれてあるのは、それより先に生駒氏統治時代に大井戸が掘られていたらかであろう。(画像の右下部分に「大井戸」と記載されている)

▼google map より

こんな感じだたのかな?程度の推測図であるからして、信用しないでいただきたい。

亀井戸水神社のご利益

水の神であるからして、生命の神・祓いの神という側面も持つ。よって、健康長寿、身体壮健、さらに生活豊穣のご利益を期待したいところかと思う。

スポンサーリンク

亀井戸水神社 参拝記録

昨晩遅くに福岡から空路で高松に入った。今日は県庁に10時のアポ。すこし時間がある。

こうなると、もうすることは一つ。神社参拝しかあるまい。

瓦町から徒歩圏内で参拝可能な神社を検索する。ちょうど行先方向に水神社があるではないか。

というわけで、亀井戸水神社に寄り道することにした。

高松随一の繁華街「瓦町」駅前から菊池寛通りを西へ歩く。繁華街の割には美しい町だと思う。ゴミが落ちていない。タバコの吸い殻も。むろん、酔っ払いもいない。

大阪ミナミではこうはいかない。

少し歩くと、中央通りという幹線道路に出た。斜め前には中央公園だ。

中央公園の向かい側を北上すると「番町」という交差点に出る。この交差点は厄介だ。

横断歩道がないのである。一旦地下に降りて道路(11号線)をくぐって地上に出る。

11号線を東へ進む。んっ?逆戻りのようだが仕方ない。グーグルナビが、そう教えるのだから。

などと考えながら歩くこと1分足らずで鳥居が見えた。

亀井戸水神社の鳥居

国道11号線沿いの歩道から撮影。通勤途中の人々が往来する歩道から撮影するのは少しく恥ずかしいのである。

亀井戸跡の説明書き

今まで私が長々と記述してきたことが、簡潔に示されている。申し訳ない。

手水盤

亀のフィギュア。この水は井戸の水なのだろうか。。。

亀井霊泉碑

これは、撤去される前の水神社に設置されていた石碑の写しである。これによると、「湧水量と使用量のバランスが悪くなり、水が淀み水草が発生し虫や魚の棲みかになってしまい、飲用不可の状態になっていた時期があった」とある。

亀井戸水神社の拝殿

シンプルな拝殿である。二拝二拍手一拝。

亀井戸水神社の祠

これが、水波能売神が祀られている祠である。移転前と同じ形状で新調されているようであるが、注連縄が無いのが気にかかるのである。

祠の左側にある井戸。と思われる。今でも水が湧いているのだろうか。。。

最後までお読み頂き、ありがとうございます!

スポンサーリンク