古事記|淤能碁呂島(おのごろじま)の生成

2019年5月27日

 

ここで、天の神々は伊邪那岐命と伊邪那美命の二柱の神に、漂っている国を直し固めるようお命じになりました。

二柱の神は天の神々から天沼矛を賜り、拝命しました。

そこで二柱の神は天つ浮橋に立ち、その天の沼矛を指し下ろして、線を引くように矛先を動かすと、「こおろこおろ」と鳴りました。

その矛を引き上げると、矛先から滴り落ちる塩が積もって島になりました。これが淤能碁呂島です。

淤能碁呂島(おのごろじま)は架空の島であるという説、いや実在するのだという説とがある。

淤能碁呂島(おのごろじま)は、「成嶋是淤能碁呂嶋」(島に成った)と表現されている。

後に日本列島を次々に生むことになるのだが、それらの島々は、「生子」(生んだ子)あるいは「次生」(つぎに生まれたのが)と表現されている。

二神が男女の交わりを行う前の初の共同作業(ウェディングケーキ入刀のよう)で出来た島が「淤能碁呂島」。交わって生まれた島々が「大八洲」すなわち日本列島。

このように「成った」と「生まれた」の違いがあることは認識しておきたいところだ。

さて、実在説としては、

  • 淡路島と紀伊半島の加太との海峡(紀淡海峡)にある「沖ノ島」(友が島の淡路島に近い方)
  • 淡路島の南に浮かぶ「沼島」
  • 淡路島の北端から少し東にある岩屋港内に浮かぶ「絵島」
  • 淡路島内の「自凝島神社」(縄文時代は島だった)
  • 徳島県小松島市の「日峰山」(かつては島だった)
  • 島根県安来市にある「十神山」(こちらもかつては島だった)

ほかにもいくつかあるが、いずれにしても淡路島周辺が多い。

なぜか。

それは、最初に二神が生んだ島が淡路島だからであろうか。

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古事記

Posted by リョウ