稲生神社|八尾|天王寺屋新田に聳え立つ五穀豊穣の神。

2016年11月11日

img_20161031_090205_r

稲生神社は、大阪府八尾市天王寺屋、JR大和路線(旧大和川跡)と国道25号線に挟まれた高台に鎮座する。

稲生と書いて、「いなり」とも「いのう」とも。

旧大和川は大洪水を起こす暴れ川であったため、江戸期に付け替え工事が行われた。そして、その川跡を開拓して新田が作られた。

ここはその新田のひとつ天王寺屋新田である。大阪今橋の豪商「天王寺屋吉兵衛」が開拓した地域なので天王寺屋新田というらしい。

広告

稲生神社について

稲生神社 概要

  • 所在地   八尾市天王寺屋2丁目
  • 電話番号  
  • 主祭神  不明
  • 創建年      不明
  • 社格   なし
  • 公式HP    なし

稲生神社 アクセス

MAP

最寄り駅

  • JR大和路線「志紀駅」徒歩15分

駐車場

  • なし

稲生神社の創建

由緒書などが無いため、まったくの不明である。

しかし、ここに何かを祈る場所として神社があるとしたとき、旧大和川の自然堤防上にあり、そしてその神社名が「稲生」であるならば、おそらくそれは水災害除けの祈りか、新田豊作の祈りであったに違いないと思うのだ。

よって、少なくとも旧大和川が流れていたころの創建、もしくは新田開発時の創建、すなわち400年以上前の創建であったと想像する。

稲生神社の祭神

こちらもはっきりとはしないのだが、「稲生」とくれば「稲荷神」。誰しもが想像するだろう。五穀豊穣であろう。

スポンサーリンク

稲生神社 参拝記録

稲生神社には駐車場が無い。そして前面の国道25号線への路駐は厳しい。周囲も道幅が狭いため路駐は迷惑だ。

よって、近くのコインパーキングを探すか、電車でのアプローチをお勧めする。と言っても、駅から徒歩で20分は歩いていただくことになるだろう。

25号線から境内を見る。

img_20161031_085935_r

このように段差の上に鎮座している。この段差は河川敷の盛り土とも堤防跡とも言われている。

旧大和川沿いと思われる25号線の北側は、ここを含めて帯状に高地が続く。よって、私は堤防跡と判断した。

鳥居

img_20161031_085856_r

本殿が鎮座する場所は、かなり高い位置にある。このあたりは今でも高いビルなどが無い地域なのだが、創建当時はもっと高く感じられたであろう。神は高見に鎮まるのである。

石柱

img_20161031_090040_r

石柱の左手に、微妙に通路のような模様がある。いったに何なのか。興味がわく。

拝殿

img_20161031_090205_r

拝殿・本殿の裏に大きな木がそびえている。

すぐ隣をトラックが走る国道があるのだが、騒音はほとんど感じられない。意外に静かであった。

創建も祭神も不明なためではあるが、簡単な記事で申し訳ない。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

スポンサーリンク

商売繁盛,大阪

Posted by リョウ