「住吉大社」 ⑤ 「初辰まいり」から始まる「商売繁盛めぐり」を一挙公開!

2018年2月16日

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前回は、縁結び・子宝・安産の「女性のための?」パワースポットをご紹介した。

今回は、商売繁盛である。

初辰まいり

「住吉大社と言えば、商売発達・家内安全の初辰(はったつ)さん」と公式HPに謳われているように、商売繁盛を祈願する人々で大変な賑わいである。

「初辰まいり」とは

毎月最初の辰の日に、住吉大社の末社であるところの「種貸社」「楠珺社」「浅沢社」「大歳社」に参拝するのである。

初辰の日に参拝すると、より力強い守護が得られると信じられている。

初辰は月1回であるから年12回。4件で48回参拝することになり、これが満願成就である。48辰であるから「始終発達」。ゴロがよいのだ。

一番参り「種貸社」

まずは、本宮エリアの北のはずれ、大海神社の手前に鎮座する「種貸社」に参拝する習わしである。

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こちらの祭神は、「倉稲魂命」 (うがのみたまのみこと)

至る所に「一粒万倍」と書かれてある。まさに、金運・商売繁盛。ちなみに、こちらのご利益は、商売繁盛」だけでなく「子宝」もある。

「種貸」の「種」は「種銭」の意味を持つ。種銭とは、商売を始めるときの「元手」いわゆる「資本金」である。

初辰まいりのご祈祷をすると授与される「お種銭」。御祈祷料1100円。

この「お種銭」を元手に加えて商売をはじめると商売発達するという言い伝えがあるのだ。

二番参り「楠珺社」

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初辰まいりの中心となる神社。祭神は宇迦魂命(うがのみたまのみこと)。

初辰まいりの証として頂く「招福猫」は、ここで頂ける。初穂料500円

奇数月は左手を上げた「人招き」偶数月には右手を上げた「お金招き」を頂く。そして、この子猫を48体集めると中猫に交換してもらえる。これを繰り返して大猫をもらうのだ。

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右手上げ大猫と左手上げ大猫を対で揃えるとなると24年が必要となる。そこまで商売が続いているということは、それこそが商売繁盛の証であろう。

三番参り「浅沢社」に行く前に、楠珺社の周囲のご神木に参拝いただきたい。

御神木 楠珺社前の夫婦楠

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楠珺社の御神木のひとつ「夫婦楠」である。樹齢800年。根元から綺麗に二本に分かれていて、夫婦円満にふさわしい姿である。(わかりにくい画像で、申し訳ない)

この楠には、白蛇が住み着いているという。見ることができればラッキーである。

御神木 楠高社の楠

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三鱗の神紋といえば、龍神である。こちらは「巳神」だ。看板に「巳神が宿る大楠の祠」とある。木の根元に穴があり、お供え物がされていた。おそらく蛇が住み着いているのか、いたのだろう。

住吉大社の境内は全体的には、なごみ系の癒しの気を感じるのだが、この楠珺社まわりは少し異なる気を感じる。湿気を帯びた冷気とでも言おうか。八尾の恩地神社でも感じた気である。「水」「龍神」である。

楠珺社の横を回り込んで裏に出た。

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最強のパワースポット 御神木「千年楠」

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楠珺社は楠の大木の根元に祠をお祀りしたのか始まりと聞く。おそらくこの千年楠が、楠珺社のご神木となろう。

ここは凄い。鳥居の前に立っただけで、他とまったく違う力強さを感じる。住吉大社で最も強い気を感じるのだ。ズーンという衝撃が頭から背骨を走る。「来た!ここや!」と、思わず声に出してしまった。

何かのメッセージなのかもしれないが、私には霊能力がない。それが幸いかもしれないと最近思うのである。

ふと、鳥居の向かいのやしろを見ると、「貴船社」ではないか。まさしく「龍神」である。

貴船社 (初辰まいりではないが)

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すばらしい配置というか、必然的にこちらに鎮座していると言おうか。

祭神はタカオカミの神である。水を司る神である。

隣に鎮座する「立聞社」もご紹介しておこう。

立聞社 (初辰まいりではないが)

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祭神は天児屋根命。中臣氏の始祖であり、春日大社や枚岡神社の祭神で祝詞の神である。

こちらでは、禁酒・禁煙など「縁切りの神」、あるいは「決意の神」として祀られているようだ。

「決意守」を納めて決意表明をするのである。

  • 木札は二つに割れるように作ってある。
  • 木札の右側に日付・氏名を書く。
  • ご神木の大楠に決意を誓う。
  • 立聞社前で、木札を二つに割る。
  • 左側「決意守」と書かれてある木札をお守りとする。
  • 右側「日付・氏名」を書いた木札を神前に奉納する。

 

さて、初辰まいりに戻ろう。

立聞社から、五所御前の横を通りすぎて、南側の門から境内を出る。そう、残り二社は境外にある。

門を出ると、手書きの案内が張られてあるので道に迷うことはない。

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歩いていくと、川を挟んで二つの神社が目に入るであろう。

川の手前が「浅沢社」である。

三番参り 「浅沢社」

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カキツバタが群生している池の中に鎮座するのは、このシチュエーションが最も似合う神「市杵島姫命」である。

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弁財天と習合した「芸事」や「美容」の神、女性の守護神である。それゆえ、なにゆえ、この神社が商売発達の「初辰まいり」に含まれているのか、凡人の私には到底理解の及ばないところなのだ。

川を渡る。

四番参り 「大歳社」

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大歳社の祭神は、大歳神である。各地に穀物の神として祀られる。古事記では須佐之男命の御子とされ、妹に宇迦魂命(うがのみたまのみこと)がいる。穀物・食べ物の神々は兄妹だったのだ。

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こりたは一転、会社の社長さんが奉納したであろう提灯がぶら下がっている。ご利益は集金満足と心願成就とのこと。商売とは、お金を頂いて取引完了なのだ。

御祈祷を受けると、小石に「大」と書かれたお守り「大歳守」を頂くことができる。これを48個集めると「満願守」と交換してもらえるらしい。御祈祷料1000円。

こちらの拝殿内も居心地がいい。ゆっくりと参拝したい。

おいとしぼし社

大歳社の境内奥に鎮座するのが「おいとしぼし社」。祭神は、よくわからないようだ。

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お愛し星(おいとしほし)、老年星(おいとしほし)、おぼっさん、などともいう。

この社の起源は太古に落ちてきた隕石を祀ったものだとか、住吉大神の分霊を祀ってあるとか、後村上天皇の姫君を祀ったのだとか、諸説ある。そしてその正体はというと「龍神さん」または「金龍さん」?何が何だかわからないのだ。

それはそれとして、こちらには「おもかる石」と呼ばれる不思議な石がある。

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人々は願掛けをしたのち、石を持ち上げ、軽く感じれば「叶う」重く感じれば「努力が必要」であると伝えられている。

伏見稲荷大社にあるそれと同じだ。

占う方法
  • 奥の社殿に向かって、二礼二拍手一礼。
  • おもかる石を持ち上げて、その重さを覚えておく。
  • 一旦、石を置いて手を置き、願いを申し上げる。
  • もう一度石を持ち上げる。
  • 先ほど感じた重さよりも、軽いと感じるか思いと感じるかで占う。
ちょっと小粋な水盤

おもかる石占いを実施して、いい結果が出ずに落ち込んでいたのだが、ふと目に留まった水盤を見て心が和んだ。

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一輪の花が、なんとも粋ではないか。どなたかが浮かべたのであろう。ありがたい。

市戎大黒社 (初辰まいりではない)

商売繁盛めぐりの最後は、本宮エリアの外側に出て境内の南西の鎮座する「市戎大黒社」である。「船玉神社」のとなりだ。

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こちらは大阪最古の戎社で、「住吉のべっさん」と呼ばれ大阪商人に親しまれている。

祭神は2柱の神々。

事代主命

本来は、大和葛城王朝の祭神である。宮中の八神殿に祀られる、強烈な神なのだ。

しかし、なぜか国譲り神話で大国主命の息子とされ、国譲りを迫られたとき「承知した」とだけ言って身を隠したとされる神。その際、海で釣りをしていたため海つながりでエビス神と呼ばれるようになった。不比等の策略の臭いがプンプンするのだ。

そしてなぜか、大漁を願う漁業の神商売繁盛の神となっているのである。

大国主命

事代主を戎とするなら、大国主は大黒となろう。こちらは、五穀豊穣の農業の神商売繁盛の神である。

 

さあ、商売繁盛を願う「初辰まいり」の4社とプラスアルファをご紹介申し上げた。商都大阪の一之宮で、商売繁盛のフルコースである。是非、参拝頂きたい。きっといい事があるだろう。

次回は、住吉大社本来の姿である「海の神めぐり」をご紹介したいと存ずる。

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